あなたの我儘を聞かせて (ページ15)

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母性ページ15

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シャボンティ諸島も完全に見えなくなり
着々と東の海へ向かっている頃……

「あーれー？！？！
どうして！わたしまださようならしてないのに！！」

「「「A、お願いがある！」」」

『ウタの父親に、頼みなさいよ
私はシャンクスの恋人であって母親では無い

どうしてもと言うなら料金付きで話を飲むわ』

「お願いだ、、A、、」

『もう、本当に我儘な人間しか居ないのねココは』

呆れながらAはウタの元へ行き声を掛ける

「A……どぉしておしえてくれながっだの？！」

『自立も大事よ、いつまでもみんなが
世話を見てくれる訳じゃないの。分かる？』

「でも！でもぉぉぉっっ！！」

「うっ…」
赤髪海賊団のクルーは耳を塞ぐが、Aは諦めずに
ウタへと話しかける

トントンと背中を軽く叩きながらウタを抱きしめた

「ううっぐすっ、」

『大丈夫、大丈夫よ
またシャンクスに連れてきてもらって？

私もすぐ帰るから会えると思うわ』

「ほんとにっ、？」

『ふふ、シャンクスにお願いしに行く？』

「…っううん！！あたし
次会う時まで我慢する！！！」

『うん、偉いわね
さすがよウタちゃん』

どうしてなのだろうか？
やはり赤髪海賊団には15歳には見えず母親に見えてしまう
溢れ出ている母性や見ているコチラも落ち着いてしまう程
の冷静さ…

「流石だな、A」

「お頭も見習って冷静でいて欲しい所だ……」