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「わぁ…
目黒「イエップダ？」
「えっと……きれい！」
あれから車を走らせて、俺が悩んだりした時によく来る海についた。駐車場からもうすでに太陽に照らされている海が見えていて、Aちゃんが少し身を乗り出す。
目黒「俺、ここの海が好きなの」
「わたしも海好き！落ち込んだとき、海に行くと元気がでるから」
目黒「あ、俺も一緒だ」
降りよっか、と繋いでいた手を離してさっさと車から降りて助手席に先回り。少し遅れて降りてきたAちゃんに手を差し出せば、ちょっと照れながらも小さな手で俺の手を包み込んでくれた。
目黒「Aちゃんを見たとき、すぐにここに連れて来ようって思ったんだ」
「なんで？」
目黒「言ったでしょ？俺が好きな場所をAちゃんにも好きになってもらいたいって」
「…うん、好きになった」
砂浜とコンクリートの間を隔てる塀に二人並んで腰掛ける。いつもメンバーと話す時よりもゆっくり、Aちゃんにちゃんと伝わるように喋るのもだいぶ慣れてきた。もともとのAちゃんの語学力もあって今の所なんの問題もない。
……ちょっとだけ意地悪してみてもいいかな。
目黒「好きになった？…俺のこと」
「うん！…………うん？！」
目黒「はは、ありがと。俺も好きだよ」
「…へ、……ええ！？…え〜……」
何その可愛い反応。めっちゃ照れてる。満足した俺は繋がれた手を自分の膝の上に持ってきて、にぎにぎとAちゃんの手を握って遊ぶ。
あ〜これ絶対佐久間くんとかふっかさんにイジられるやつだ。まぁいいや。可愛いAちゃんが見れたし。
………いやでもAちゃんがSnowManに知れ渡るのも嫌だな。ちょっと失敗したかも。
なんて考えていると、にぎにぎしたままだった俺の両手にAちゃんの右手がちょこんと重なる。
「…海も好きになったし、れんくんも好きになった」
形勢逆転。びっくりしてAちゃんの顔を見ると頬を赤くしながら俺をじっと見つめていた。……やられた。ちょっとキスしちゃいそうになったじゃん。
こつん、とおでこを重ねる。バラエティーにしてはやり過ぎかなとも思ったけど、ユーチューブで見たウギョル夫婦たちはみんなこんな感じだったし。キスしなかっただけ大目に見てよね。
心の中で言い訳を並べて至近距離で見つめ合っていると、17時を知らせる音楽が流れ始めた。
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リン(プロフ) - 凛子さん» ご指摘ありがとうございます🙇♀ (2022年8月20日 18時) (
レス) id: e93f4c18aa (このIDを非表示/違反報告)
凛子(プロフ) - 18ページの남편 ですが、韓国だと敬称をつけるので남편님が正しいかと思います^ ^ウギョル好きで更新楽しみにしています〜頑張ってください^ ^ (2022年8月19日 18時) (レス) @page18 id: 27fb3368d0 (このIDを非表示/違反報告)
りかちゃま(プロフ) - ウギョル好きで良くみてたので、懐かしい〜って感じで面白いです👏👏素敵なお話ありがとうございます💜 (2022年8月9日 21時) (レス) @page21 id: 09587eedf4 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - こんな小説読みたくて見つけて嬉しいです！更新楽しみにしています。応援してます！ (2021年4月14日 15時) (レス) id: 66cabf43f7 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 続編はないんですか？終わりになってしまってるので。 (2020年12月17日 1時) (レス) id: b254dee173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2020年4月1日 15時
