いつか、一つに ２

２ ページ33

side ファルコンJr

ス「ファル」

フ「何？」

ス「話がしたい」

フ「ここでできない？」

ス「あぁ」

ギ「ねぇ、スコープは何を隠してるの？」

ス「それは...」

コ「ファルもだよ
そろそろ教えてくれてもいいんじゃない？」

フ「っ...ごめん」

((ﾊﾞﾝ

ギーク...

ギ「desireを倒してからって遅いんじゃない？
ファルがスコープに口止めしてる訳！？」

コ「ギーク黙れ！」

ス「違う、俺の判断だ」

フ「...」

ギ「あっそ、でもさ、１つじゃないんでしょ？
なら１つくらい教えてくれてもいいじゃん
どうなの？スコープ
俺、お前とは秘密ないと思ってた
ファルだって、所詮俺らのこと信じてないから言えないんでしょ？」

フ「違っ ギ｢そうでしょ！？｣
...」

ソ「ギーク、それ以上ファルに何も言うな」

ギ「組んだ相手が何か隠してたら嫌な気しかしないじゃん！
だから俺は フ｢だったら！｣
え、」

フ「だったら思い出してよ！
思い、出して、くれれば...(ｸﾞｽ
全部...全部終わるのに！」

((ｶﾞﾁｬ

耐えられなくなり、俺はその場から逃げ出した


side スコープ

ソ「ファル！！」

コ「行くぞ、ソニ」

バ「行かないで！」

コ「は？
何様のつもり？」

バ「俺が行く
理由なんて明確にはわからないけど、行かなきゃいけないんだ
俺、忘れてるの思い出せそうな気がするんだ」

((ﾊﾞﾀﾝ

多分、ファルは和室にいると思う

何となくだけどね

((ｽｰ

障子戸を開けると、、いた

バ「ファル」

フ「スコープ...？」

バ「ううん、スコープじゃなくてバレット」

フ「バレ...(ﾋｯｸ
ふぇ、バレ！」

ファルは俺だと分かると、抱き着き、俺の胸に顔を埋めて泣き出してしまった

バ「ファ、ファル！？
どこか痛い？」

フ「(ﾌﾙﾌﾙ」

バ「そっか、収まるまでこのままでいいからね」

フ「あり、がと(ﾋｯｸ」



side ラピッドファイヤー

J コ ソ-バ「...」

空気...重っ！

ラ「あ、あのさ！」

う、一気に見られると視線がきつい…

ギ「何、手短にして」

ラ「ファルは何を思い出してって言ってたの？
バレの記憶喪失？
これだけは答えて、スコープ」

ス「...違う、と思う
ファルのこと、すべて知ってる訳じゃないから
巻き込んでごめんな、ドクター、ノビ、ラピ」

ギ「俺には関係あるってこと...？」

ソ「俺らも、か...」

ス「俺もすべては思い出せてない
だかさ、余計ファルに負担かけちゃってんだ
お願い、ファルをこれ以上押さえつけないで...」

ギ ソ コ「...」

３→←秘密と名前

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す