the day he knew everything 【 Ryuji 】 ページ42
.
知らないほうがいい事ってあると思う。
まさに今、それ。
.
.
福岡から戻ってきたA。
まだ会えてないけど
同じ東京にいる、って思ったら
それだけで気持ちが明るくなる俺は
相当Aが好きなんだと思う。
･･･福岡行き勧めたの俺だけど。
『じゃあ、明日とかは？』
隆二「ん。俺も明日なら大丈夫」
昨日の電話で明日の約束を取り付けた。
久々に会える喜びと、
さすがに今回は伝えよう、っていう覚悟。
いろんなもんごちゃ混ぜのまま、
レコーディング終わり。
約束の時間にはギリギリ間に合いそう。
急いでスタジオを後にする。
臣「隆二、」
後にする。
…が、ドアを開ける直前、
臣に呼び止められた。
隆二「ん？なに？」
臣「いや、ちょっと聞きたいことあって」
隆二「臣、ごめん！それ、明日じゃダメ？」
臣「あ、急いでた？」
隆二「まぁまぁ急いでた」
臣は「了解」と言って
少し間を置いて続けた。
臣「…例の女とデート？」
隆二「まぁ、そんなとこ」
少し、顔が曇った気がした。
でも今の俺にはそんなことより
Aに会いたい気持ちでいっぱいで
隆二「じゃ、明日」
ドアを開けて、
今度こそ本当に
スタジオを後にした。
店に着くと約束の時間ちょうどだった。
Aはまだいなくて、
あんなに急いだのに、って思ったけど
Aが相手だからか
まったく腹が立たない。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1024人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねーやん(プロフ) - お久しぶりです(^ー^)大変でしたね( ｡ﾟДﾟ｡)5章も楽しみに待ってます(^ー^) (2017年5月23日 22時) (
レス) id: 17d749540e (このIDを非表示/違反報告)
すまいる - 続きが早く読みたいです。 (2017年5月16日 15時) (レス) id: 9729cafb7d (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 臣くん！がんばれー諦めるな！ (2017年5月12日 8時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき(プロフ) - さのんかさん» さのんかさん⇒ありがとうございます！臣くんおせおせ(笑)私も書きながら思っちゃってますwこれからもよろしくお願いします！ (2017年5月12日 2時) (レス) id: 8c3f511bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき(プロフ) - 藍虹さん» 藍虹さん⇒ありがとうございます！臣くんファンからの隆二押し、すっごい嬉しいです！！私の中の隆二はとことん優しい人なんでこんな感じになっちゃいました(笑) (2017年5月12日 2時) (レス) id: 8c3f511bed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃき | 作成日時：2017年4月10日 16時
