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あの日からAが
余計に俺に素っ気なくなった
一緒に帰る回数もどんどん減っていった
俺はまた女の子と遊ぶ
初めは一緒に帰るだけだった
でも回数が増えるとやることが
どんどん増してきて
キスなんて当たり前
言われたらそれ以上のこともした
Aはそれでも何も言ってこない
Aは気付いてる
俺がしてること
俺なんかどうでもいいの?
どうすることもできなくて
また今日も女の子を抱いた
目を覚ますともう隣には誰もいなくて
昨日から見てなかった
携帯を確かめると着信が入っていた
そこには....
「A?.....」
昨日の23時に連絡がきてたみたいで
まったく気づかなかった
もう今は10時だ
メッセージが残ってるみたいだったので
確かめてみると
『いきなりごめんね、
わたしたちが、
付き合って3ヶ月経ったね
勇太くんは覚えてないだろうけど。
あのさ、わがままだって
わかってるんだけどさ
会いたいよ...』
最後の方は涙を我慢出来なかったのか
Aは泣いていた。
俺は急いでAに電話をかけると
Aはすぐに電話にでた
「昨日はごめん、
気づかなくて」
何も言わないA
怖くなった、なんて言われるか
「あの、今日会えないかな」
『ごめん、無理』
「なんで?」
『もう別れたいの、ごめんなさい』
彼女は泣き出した
『勇太くんの彼女でいるの辛いの』
俺は彼女を勘違いしてた
こんな声で泣いて話す
姿なんてまったく想像できなかった
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amane - 永瀬くん楽しみにしてます(*´∀`) (2015年9月20日 3時) (レス) id: d7f98b0680 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリア | 作成日時:2015年9月18日 3時