たすけて〜 ページ11
マーダー「……お前か。」
蹴り飛ばされ壊れた扉の先には般若のような顔をしたMURDERさん。こええ。
手には鋭い骨が握られていて、ぜったいころす という意思が見える感じだった。
クロス「え、ちょ、ちょっと! 待っ……!」
マーダー「邪魔だ。」
私の前に居たCROSSさんが突き飛ばされる。
あくまでも後輩?を傷つける気はないのかな。
マーダー「随分と余裕そうだな、考え事か?」
「ひっ……!」
そうこう考えているうちに近づかれたみたいで、見せしめるように私の左頬に骨の先端を掠らせた。
うっすらと血が滲んでくる。……帰ったらDREAM様に泣きつこうそうしよう。
キラー「希死念慮ちゃん! 大丈夫! 死んでたら許さないからな!」
マーダー「……殺してはない。」
キラー「よかった!」
……すごく複雑な気持ちだ。
私をまともに扱ってくれるのはCROSSさんくらいしか居ないらしい。
ホラー「な、なあ。さっきも言ったけどあんまり派手にやんなよ。」
マーダー「今のところは大丈夫だ。」
ホラー「よかった!」
笑顔はめちゃくちゃかわいいがこのお願いは私を気遣ってのものではなく、私を調理するためのものなんだよな……。
なんか悲しくなってきた。
クロス「ちょ……先輩方! やめてください、センパイ呼んできますよ!」
キラー「なにその『先生に言うから』みたいなムーブ。」
クロス「う、るさいですね……。だってどうでもしないと止まらないでしょう。」
キラー「そっかな? おれ止めてくれそうなやつも一人知ってるけど。」
クロス「え、まじですか。」
キラー「まじまじ。でもその前にきみは希死念慮ちゃんを助けたらどうかな。」
クロス「……えっ。」
CROSSさんとKILLERさんが喋っている間に私はMURDERさんに馬乗りになられていた__。
いや助けて。殺される。だってめっちゃ骨振り上げてるもん。今にも刺してきそうだもん。
それに横のHORRORさんの視線もやばい。めっちゃにこにこ狂気スマイルだよ。
マーダー「……あ?」
「……えっと?」
ふと、MURDERさんが顔を霞ませる。一体どうしたと言うのだろう。
そっと私の左頬に手を這わせた。より一層なぞだ。
たしかそこはさっき傷をつけられたところで__。
マーダー「……なんでもう治ってんだ?」
ホラー「?」
……なるほど。MURDERさんは私の持ち前の治癒力を初めて見たのか。
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maria - あいしてる・・・・DSインクさま・・・なのでふんでください。見下してください。おねがいします。ドリーム様が好きなとことかも愛してます←変態。変質者。 (2022年12月14日 23時) (レス) @page21 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - mariaさん» DS!INKくん、結構夢主ちゃんと関わりが深くなる”予定”なので楽しみにしててくださいね!() 本家DREAMくんとも会わせる予定なので、それはその時が来てからのおたのしみです〜 (2022年12月14日 8時) (レス) id: 5692a141a2 (このIDを非表示/違反報告)
maria - どりーむいんくだぁ・・・早く見たいあいしてるっそれと夢主DSもOKなら本家のドリームの場合どうなるんだろう (2022年12月14日 5時) (レス) @page20 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
これはお咲さん - いや、きっと私達がたとえばメアさんとクロスが同時に好きになってしまった〜みたいなあの現象よ、きっとそうよ (2022年12月7日 7時) (レス) id: 3b1cb8dcad (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 夜叉さん» さあ、それははてさて一体どうなんでしょうね?夢主ちゃんにはどうか一途でいてほしいものです〜() (2022年12月6日 21時) (レス) id: 5692a141a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年10月31日 14時