タイトル未定 Ⅰ (ページ35)

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そうやってページ35

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樹side

壱馬「……………ごめんけど、樹のお願いには応えられん」

樹「…………は？」

壱馬さんが呟いた言葉

樹「…なんで、ですか」

壱馬「Aちゃんの事、知りたいから」

樹「だからっ、そんな軽い気持ちで、」

壱馬「軽い気持ちなんかやない！」

壱馬さんが俺の肩を強く押して、胸ぐらを掴んでくる

壱馬「………ちゃんと、1人の女性としてのAちゃんを理解したいんや、」

あぁ、

壱馬「………Aちゃんのことを独り占めして、勝手に縛って、お前にしか頼られへんような可哀想な存在にさせて苦しめてんのは、お前のせいちゃうか？」

樹「っ、！」

そうやって、

そうやっていつも、

貴方は俺の大切なものを奪っていく