ヤンデレ一松 続編

第74松 ページ24

カラ松目線



ゲーム開始後、3分が経過した。



今目の前には、10枚くらいのカードが重なっている。



一松はゲーム開始前と変わらず冷静を保っている。



「…7」



今一松は7のカードを出したようだ。



今のは嘘か本当か…。



隣にいるチョロ松も真剣な表情でゲームの様子を睨むように見ていた。



何せ、これは俺たちの命をかけたゲームなのだから。




「俺の番か…8だ」



「ん、9」



(待って…今、カラ松は現在手札に4枚の9を持っている。なのに、一松は自分が持っているかよように9を出した…ということは…)




チョロ松が考え事をするかのように一松の出した9のカードをまじまじと見ている。




…フッ、俺だってそこまでバカではないさ。




何故なら今、俺はここに4枚の9のカードを持っている…！




今だ！！





「ダウト…だな」




「…あ、分かっちゃった？」





フッ、ビンゴォ〜。




一松はしてやられた、という表情でテーブルの真ん中にある積み上げられたカードを回収した。




今の俺の手札は残る5枚だ。




この調子でいけば、勝てる！気がする。

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