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第三十二話 ページ34

服を脱ぎ洗濯機の中に入れ、風呂場に入る。

シャワーの温度を調節し、頭からシャワーを被る。

三日ぶりのシャワーで少し気分が上がった。

Aが言っていた通り、シャンプーもリンスもわかるところにあった。

シャワーを止め手にシャンプーを出し髪を泡立てる。

そろそろいいだろうという頃にシャワーをもう一度つけ泡を洗い流す。

次にリンスをし、また髪を洗い流した。

体も同様にし、風呂に浸かり、前髪をかきあげる。

風呂の温度は適温ですごく気持ちがいい。

ふと、自分の手を見た。

何故、小さかったのだろう。

別にこのままでもよかったのではないか。



「…まぁ、そんな事気にしてもどうしようもないか」



ポツリとそんな一言を呟き、僕は風呂から上がった。

用意されていたバスタオルで頭、体を素早く拭く。

横に置いてある服類に着替え、風呂場から出てリビングに行った。

リビングにはパソコンを使っているAがいた。



「何をしているんだ?」


「わっ…と、零か」


「あぁすまん、驚かせたか」


「いや、大丈夫だよ。次に担任をする学年は一年でな。一年生は皆タイムカプセルカードを作るんだがそのカードのデザインを任されて」



そう言いながらAは目線を画面に戻しキーボードを弾いていく。

そうか、Aは一年生の担任になるのか。

こんな遅くまで生徒のために…



「仕事熱心なんだな、Aは」



関心しながらそう言うと、Aの動きが止まった。



「A…?」


「…ぅ言って……。…そう言って、また…私から離れていくのか…?」


「え…?」



震えた声で、Aは言った。

また、離れていく…?



「…っあ、いっ、今のはっ、そっそのっ…なんでもないっ…!」



慌てた様子で僕に告げる。



「…A」



名前を呼べば、肩をビクッと震わせた。

その姿を見て、気付けば

Aの頭に手を置いていた。

何も言わずにそれを受け入れるAが猫みたいで。可愛くて。

頭から頬へと手を滑らした。

指先で頬を撫でれば擦り寄ってくる。



「……っ零…?」



そんな姿が愛らしくて

体を思いっきり抱き寄せた。

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ぷぅ(プロフ) - はい、大好きな作品で何度も繰り返し読ませていただいてますし、これからも繰り返し読ませていただきますね(#^.^#) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» そう言って頂けて幸いです。忙しさを理由に小説を書けていない事、申し訳ないです…。私の小説のためにコメントしてくださってありがとうございます。まだ好きでいてくれてありがとうございます。ぷぅ様、これからもこの小説をよろしくお願い致します。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、違うかもしれないですけど大好きな作者さんが頑張って書いてくれた素敵な作品をもし盗作されたらと思うと悲しいので( >Д<;) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - プロフの名前はくまたそです。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» これから確認し、内容次第作者様の方にご連絡差し上げようかと思います。わざわざありがとうございました。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yyyh/  
作成日時:2019年3月10日 14時

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