(物理的に)小さい降谷さん、拾いました。【名探偵コナン】I

第二十一話 ページ23

とりあえず今日降谷の服を作る時に測ってみるか。

浴衣は三箇所だけでよかったが服となるとそうはいかないからな。

今日は型紙と布を買おう。

降谷が着ていた服、調べれば出てくるだろうか。

スマホの電源を付け、搭載されている某検索機能を使って検索する。

画像を開けばたくさんの降谷が出てきた。

その中からゼロの執行人で着ていた洋服を探し、画像を保存した。

これで探さなくても見ることができるな

しばらくのんびりして、私はまだ部屋着だった事に気付く。

スーツに着替えなければ



「着替えてくる」


「わかった」



なんか、私達の会話は簡潔な気がする。

もう少し何か話した方がいいのだろうか

だが、特に話す内容がない。

今日はいい天気だねとか言えばいいのか

いや、性にあわなんな。

私は私を貫こう。

スーツに着替え部屋を出る。

相変わらず集中して新聞を読んでいる降谷を見て少し笑みが零れる。

まぁ、他にする事ないしな

たまには外に連れてってみるか…？

そんな事を考えながら時計に目を移した。

そろそろ出勤時間になるか



「降谷、そろそろ時間だから仕事に行ってくる」


「あぁ、気を付けてな。いってらっしゃい」


「…いってきます」



いってらっしゃいと言われたりおかえりと言われるのにまだ慣れないな…。

少し、こそばゆい。

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