４４、ドキドキ ページ44
さすがに躊躇する私に、彼はもう一度かなり軽い様子で、
「行こ(笑)」
と言い、その言葉に私も頷いていた。
わりと強引めに誘われたわりにスタスタと先を歩かれてしまい、途中何度か小走りで後を付いて行く。
一緒に歩いたらマズイのだろうかと思い直し、人通りもなくて見失う心配もないので少し距離を開けて歩いていると、不意に彼がこっちを振り返った。
「あれ？」
そう言って、そこで私がいない事に気付いたらしく、その場で立ち止まって待っていてくれたので小走りで近付いて行った。
近くを歩いた方が良かったのかどうか、その兼ね合いが分からない。
「す、みません」
そう言って隣に着いた私の手を大ちゃんは急に握り、そのままグイッと歩き始めた。
ヤ、バイ。恥ずかしい。
この前もだったけど、この前は私が行ってもいいのか迷ってたからであって、今と意味合いが違ってまだ理由らしきものがあったけれど、今は・・・。
ドキドキがおさまらない。
聞こえたらどうしよう。
恥ずかしくていいのかどうかなんて聞く事も出来ず、そのまま引っ張られるように隣を歩いた。
恥ずかしさからうつ向いた状態で歩いていたので、本当に引っ張られているような感じになっていたと思う。
タクシーに乗る為に手を離された時は、残念さよりホッとした思いの方が勝っていた。
ただ、ドキドキした心臓はいつまでも治まらない。
静かなタクシーの中で、その音が聞こえてしまうんじゃないかと心配になるくらいだ。
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とも(プロフ) - はじめまして。ずーっと前から(処女作品から)拝見させて頂いてます！大ちゃんの不意打ちのキス(*^艸^*)ドキドキが止まりません(^з^)-☆続きを拝見してきますね♪ (2017年11月11日 8時) (
レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
ちへ(プロフ) - ゆっきーさん» 友達、Ｓｈｏさん読んだら頭痛がピタッと治ったって言ってたｗｓの糖度、すげえってｗｗｗ (2012年10月3日 23時) (レス) id: 82c8b13e9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - あはははは(笑)まぁちへたん忙しそうだしね(´д｀)あ、でも疲れてる時はShoさんぐらいの糖度がちょうどいいんじゃない??笑 (2012年10月3日 23時) (レス) id: 3a7d197b2e (このIDを非表示/違反報告)
ちへ(プロフ) - 直さん» 大野智しかいないよｗｗｗ (2012年10月3日 23時) (レス) id: 82c8b13e9f (このIDを非表示/違反報告)
ちへ(プロフ) - 萌花*さん» にやにやさせるのがちへたんの仕事ですから！！(え？)好きな子だからって、人には合わせないんだとろうなぁと… (2012年10月3日 23時) (レス) id: 82c8b13e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちへ
| 作成日時：2012年9月10日 17時
