1%の恋〔9〕 (ページ48)

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433「伝えてください！」ページ48

藤ヶ谷さんとは、

荷物を届けてもらったあの私の家での…

〝もう私に構わないでください〟

〝これでお会いするのは最後にしてください〟

…そう…、…あの日以来、一度も連絡を取り合っていない。

もう…一生…、

連絡なんてくるはずが無い…。

あんな酷い事を言ってしまったのだから…。

……、、

……

(玉森)「おかしいなー。

ガヤにも言ったんだけどなー。」

そう言う玉森さんは、頭の中で疑問符が乱舞しているような表情を浮かべる。

(玉森)「〝行った方がいい〟って。

…Aのところに。」

A「…えっ？？」

(玉森)「ガヤ、何にも知らなかったんだ…。

ユイちゃんが裏で色々やってた事っ。

Aが苦しんでた事…。

ガヤも、すっかり騙されちゃっててさっ。

うん、だから全てを伝えたよ。

そうしたら、〝Aに会って、すぐに謝りたい！〟って言ってたんだけどな〜

もう〜顔面蒼白でさ〜」

…

…藤ヶ谷さん……。。。

……。。。。

謝らなくちゃいけないのは私の方なのに…。。。

私が、あなたの言葉だけを信じていれば…、、

あなただけを信じていれば…、、

こんな事にはならなかったのだから……。。。

……。。。。。。

不器用で、弱くて、間違いだらけの私を…、

許してください…。。。。

。。。。。

…………………

……

(玉森)「まぁ〜仕方ないかっ。

ガヤ、明後日から舞台やるんだっ。

稽古の最終チェックに余念が無さそうだしっ、他の番組も掛け持ちしてて忙しそうだしねっ。

でも、Aのこと迎えに来ると思うから。

だから、Aも、その時は…」

A「／すみません／！！、、」

私は、玉森さんの話しを途中で打ち切るように言った。

A「藤ヶ谷さんへ伝えてください。

〝謝らないでください〟って。」

(玉森)「えっ？…」

ー読者様へー

いつもありがとうございます。
次巻で、おそらく最終巻になるかと思います。
手元の原稿は、ほぼ仕上がっており、アップが次巻で収まりきると思います。(たぶん…)

そんな訳で最終巻へ移行予定でおりますので引き続きよろしくお願いします。
ラストまでお付き合い頂けたら幸いです。

作者