1%の恋〔9〕 (ページ37)

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422「お返事させてください」ページ37

A「／待ってください！！

無視しないでください／、、」

私は、出て行く玉森さんの後ろ姿に抱きつき、引き止めた。

…

(玉森)「／やめてよ…、〝それって友達としての好きですよね？〟とか言うの…。」

…そう…ボソっと…。

…、、

それは、私が、またはぐらかすんじゃないかって…、

返事を濁すんじゃないかって…、

…そう…言わんばかりに…。

そして…、

その背中は…

私がこれから言わんとしている玉森さんへの返事を既に分かっているようでもあった。

…

(玉森)「俺、マジだからさ。

Aも分かってるでしょ…、俺の気持ち…。

こんな風にしか…Aに気持ち…伝えられないけど…」

A「／もちろんです／／

／／十分に伝わってます…。

すごく、すごく、嬉しいです／／…」

…私は、自分の気持ちをありのまま…正直に伝えた。

玉森さんが冗談で言ってないと…、苦しい程に感じているから。

だから、私も…、きちんと向き合おうと…、、。

…

A「今、お返事させてください／、、

、、、、

／私…、、

私……、、、。」

…声と表情を強張らせずにはいられなかった。

A「／、、、、」

／だけど、きちんと伝えなきゃ…

A「／ごめんなさい。

玉森さんの気持ちに…、応えられません。

本当にごめんなさい。」

私は、後ろから抱きつき握りしめていた玉森さんのTシャツをゆっくりと離し、腕を下ろした。

A「／……」

(玉森)「A…、

最後に、抱きしめていい…？」

玉森さんは小さく呟くと、

私が頷く間も無く、クルリとこちらに振り向き、思いっきり私を抱きしめた。

A「／／、、」

…それから数秒…

／／…

そろそろ離れようとする私をまだ力いっぱい抱きしめ…

(玉森)「もう少しだけ…」

…その声は、少し掠れているように聞き取れた…。

A「玉森さん…」

私みたいな身分が下の下の下の人間が、

上の上の上の…遥か雲の上の存在である玉森さんに、

とても失礼で生意気な事を言ったと思ってる。

だけど、

このままあの雰囲気に流されて…付き合うのはもっと失礼な事だと思った。

…