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212「責める事も攻める事も」藤ヶ谷side ページ12

藤ヶ谷side


(玉森)「っていうか、毎日会いに行って、
好きだよって、ベタベタする事だけが愛情じゃないからねー。

会えなくても、今日はごはん食べたかなーとか、

仕事頑張ってるかなーとか、

元気かなーって、

相手を想うことの方が、ずっと深い気がしてるからね。」






(宮田)「よっ!負けず嫌いっ!

負け惜しみっ(爆笑)ww!!」






(玉森)「はっ?!おまえ、今、何て言った?!」






(宮田)「あはははは(爆笑)

嘘、嘘、、(爆笑)

深イイ話しだなぁー(爆笑)」






(玉森)「ってか、絶対思ってないだろうー!!」




いつもの玉と宮田の やりとりが始まり…




俺は、そんな宮田と鏡越しに目が合い…、、






(宮田)「!!!」




ビックリする宮田。




まさか俺が楽屋に既に居たとは思いも寄らなかったらしく、




宮田は さっきまでの爆笑から完全に固まり、、




そのうちアワアワし出して…、、




、、、




だけど、玉は…






(玉森)「彼氏がいるから諦めるとか、

自分のこと好きじゃないから諦めるとか、

とにかく俺じゃ〜無理だから!って、

諦めるなんてしたくない!っていう、真面目な話しを俺はしてんだよ!

まぁ〜好きを貫き通すっていう信念、

お前じゃ分からないだろうけどねー。」




…全く俺の存在に気づく事無く、

相変わらず長椅子にそっくり返って喋り続けていて。




でも、こういうところ、玉らしいよっ、




白黒ハッキリしてて、真っ直ぐでさ。











(宮田)「玉…、、、

もう俺…その信念、、すごく理解できたからさぁ…、、

それぐらいに……、、

した方が…、、、、'''''」




…こういうところは、宮田らしいよな。




気を遣うところ、調和とかバランスを見て取り合ってくれてさ。




……………




……






(藤ヶ谷)「おつかれ〜」




俺は、そんな玉と宮田の元へ歩み寄った。






(玉森)「!!'''''」




その俺の声に、ようやく玉も気づいたようで、、

振り返っては目を見開いて、驚きの色を隠せないといった表情を浮かべていた。









でも、俺は、

そんな玉のことを、

玉の気持ちを、

責めることも、

攻めることもしないよ。




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りんこ(プロフ) - yuzu_さん» ありがとうございます!!ご感想、とても励まされます。引き続き、どうぞよろしくお願いします(^^) (2021年2月19日 23時) (レス) id: e83256af04 (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - 続き楽しみです!!いっきよみしてしまいました!!ww (2021年2月18日 23時) (レス) id: c05785845c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんこ | 作成日時:2021年2月14日 2時

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