與の憂鬱と不機嫌な彼女

Episode36 ページ38

.伊藤side









何故か目の前には私達の前に立ち
二人の手首を掴んだAの姿。









『私の親友に何してくれてんの？』









「「きゃあっ！！！！！」」









Aは、二人の腕を回し
二人はグルンっと回転し地面に転げ落ちた。









真「すまん！バレてもうた！笑」


西「コイツ等
呼び出す所バッチリ見られた。笑」


浦「で、事情を説明しろって。笑」


日「何とか誤魔化すつもり
だったんだけどよ。笑」


末「日高が口滑らせた。笑」


宇伊「「日高っ！！」」


日「わりい！」









屋上の入り口で笑って見てる
みんな。









『気に入らないならハッキリ言いな。』


「な…なんの事？」


『男の前だからってしらばっくれる気？』


「べ…別にそんなつもりじゃ…」


『実彩子や千晃に言ったみたいに言いなよ？
それとも大好きな真司郎達の前じゃ
言えないの？笑』









残された二人にジリジリと迫り
Aは、壁にまで追い詰めた。









「男たらし。」


『そう言って貰って結構。
私は、真司郎の事大好き。
秀太も西島も日高も浦田も大好き。
それに、実彩子も千晃も大好き。』


「な…っ」


『私の友達怒らせないでくれるかな？』









「「きゃあっ！！！」」









Aは、二人の脚に脚を引っ掛けて
二人はズドーンと尻もちをついた。









そして、"ごめんなさーい！！"と
泣きながら四人は屋上から逃げ出した。









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