├ ページ7
.
▷青海棗(有栖川桜様宅)
「棗くん／青海くん」
「柳枝先輩」
凛久がひたすらに可愛がって愛でている後輩。
棗は女性に対して免疫が少ないので、撫でられることや距離の近さなどに挙動不審になることも多いが、それでも構わず話しかけ続ける。頭をワシャワシャしたりなどもするが、それは彼女にとってはスキンシップ。出会って数ヶ月経った今でも未だ慣れてもらえず、少ししょんぼりするようなこともあるが、少しずつ仲良くなっていこうと絶賛距離を縮め中。それが彼にとって好影響なのか悪影響なのかは未だ一度もわかっていない。先輩という立場に立つものとして、主に自分の得意な文系の教科は彼にも教えることがあり、その時は挙動不審にはならないので、教えやすいとかなんとか。
お互い部活で帰りは遅いので、部活帰りに遭遇することもしばしば。
連絡先は交換していて、気が向いた時にちょくちょくメールをしたりも。お互いの顔が見えない状況のため、彼が照れずに会話をしてくれるってことだけで嬉しい。少しうるさい文面を見てほんわかすることが多い。
生徒会役員として、弓道部部長として、みんなの前に立って言葉を発する際、棗を見かけてもキリッとした表情でいられるように、気を引き締めているつもりだが、やっぱり少し微笑んじゃう。
卒業をした後も、OGとしてちょくちょく遊びに来るようにはしている。だって寂しいから。
弓道部にも顔を出すし、文化祭や体育祭などにも顔を出す。
でもやっぱりなんの出し物を見れば良いか分からなくて棗に頼り、メールの文章の必死さについつい笑っちゃう。
「やっほー棗くん！相変わらず今日も無邪気で可愛いね！男でも可愛い子はカワイイのよ！
…美人？あはは、ありがと！その言葉だけで今日も頑張れちゃう！じゃーね、棗くんも頑張ってね！」
「棗くんは心優しいんだね、私はズケズケと心に踏み込んでいってるのに…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
