No.69 ページ38
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外 ...
僕と優紀ちゃんは、居なくなったつくしの後を一緒に追いかけた。総二郎を置いて。
つくしはベンチに腰掛けていた。
優「どうしたの、つくし」
僕は優紀ちゃんに座るよう進めて、僕は椅子の縁に腰掛けた
つ「優紀、A、あのね。
私、花沢類の事とっても好きだったんだ」
優「うん」
つ「ついこの間まで、私の心の中は花沢類でいっぱいだったはずなのに、さっきアイツが道明寺が桜子と歩いてて、ただそれだけなんだけど……胸がチクチクして苦しくてしょうがないの」
優「……私、思うんだけど恋っていつの間にか始まってるよね」
つ「恋……？」
優紀ちゃんは頷く
つ「そ、そんな！まさか私があんなヤツ！」
頑なに否定するつくしの元に、携帯に着信が掛かる
つ「……桜子だ」
桜子という名前を聞いて、僕と優紀ちゃんは携帯に耳を近づけた
つ「……はい」
桜〈 つくしちゃん、桜子！ 〉
つ「うん」
桜〈 今、道明寺さんに頼まれて電話してるの 〉
つ「え？」
桜〈 道明寺さん、つくしちゃんと仲直りしたいんだって！ 〉
つ「仲直り？道明寺が？」
桜〈 家に来て。道明寺さんが待ってるから 〉
そう言って切れた電話、つくしは「ごめん、行ってくる」と行って走って向かった。
『なんか、おかしい』
優「へ？」
『…………司が、自分から仲直りしたいなんて言わない。
ましてや人伝えなんかで』
優「え、どういう『優紀ちゃん』」
『下まで、エスコートしてくれる？』
僕と優紀ちゃんはクラブ前に停めてある車に乗り込む
篠原「お嬢様、言われたものはそちらに準備してあります」
『ありがとう。あ、優紀ちゃん手伝って貰える？』
優「へ！？」
僕は服を脱いでドレスを身に纏う、化粧と髪は優紀ちゃんに全部任せて。
・ ・ ・
あれから10分が経過した、僕は篠原に優紀ちゃんを家まで送るように言ってから車を降りる。
優「え！Aさんは！？」
『僕は、そろそろあの馬鹿を連れ出そうかなって』
優「馬鹿……？」
『うん、じゃあまたね優紀ちゃん』
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作者名：もりのくまさん | 作成日時：2022年1月6日 9時
