No.35 ページ4
浅「なんで、なんで道明寺様があの女に会いに来る訳！？」
鮎「分からない、聞こえない、理解出来ない！」
山「てゆうか、デートの誘いっぽくなかった？」
あの極悪非道の三人衆が叫び出す
それに釣られて周りの生徒までもザワつき始めてもう
うるさいっつうの！！！！！！！
ーーーーーーーーーー
つ「あ、あの！！！！」
司「あぁん！！？っ、なんだよ………」
つ「さっきの、何なんですか。」
司「な、何ですか？分かんねぇのかバカ！！！つまり、ハミングイエーイだよ」
つ「……ハミング、遺影？」
司「ふっ、本を読め本を」
なんか腹立つ顔で笑って去っていった道明寺
え、本当になんか腹立つ顔で去っていった、何あれ！！！
ーーーーーーーーーー
非常階段 ...
花沢類がフランスに行ってから、Aまで非常階段に来ない日が続いていた。学校にも来てないって言ってたし、何かあったのかな。
そう言えば、いつも話をする時は大抵私の愚痴を聞いて貰ってるだけで何にも、Aのことを知らないじゃん私。
?「あれ、牧野つくしじゃん！」
?「一人ってことは今日も来てねぇのか」
つ「………もしかして、A？」
非常階段に来たのは、珍しくもこの二人。西門総二郎と美作あきら。
総「そっ、アイツ家にも居ねぇみたいだし電話も繋がんなくてよ、本当何してんだよ」
つ「ちょっとそれ、なにかあったんじゃ…」
美「アンタなら、類の居なくなったと同時にAだったら何処に行く？」
もし、私がAだったら。
つ「…………花沢類の家」
・ ・ ・
花沢家 ...
西門side
あの後、牧野つくしに言われた通り類の家まで来た。
総「万が一泣いてたらチーム戦な」
美「了解」
そう言って俺は扉を開いた
真っ暗な上、殺風景な部屋の真ん中に置かれたベッドの上にはずっと探してた、Aが居た。
総「A」
呼んでも返事が無い。俺はAの背後に回って頭を撫でる。あきらはカーテンで閉ざされた窓を一つずつ開けていく。
部屋には、少しずつ光が差し込む
俺はただ黙ってAの頭を撫で続けた
『…………っ、そぅじろ………』
総「………ん？」
『っ…………るいが、いなぃ…っ、』
総「………寂しいな」
泣きながら、頷くA
たかが男一人の為に泣くなんかよ、罪だぜ類の野郎も。
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作者名：もりのくまさん | 作成日時：2022年1月6日 9時
