天使と呼ばれる弱視の子#2【花より男子】 (ページ20)

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No.51 ページ20

でもまだ、Aに言わなきゃいけない事があった。

つ「……A」

『今度はなに』

つ「絶対、絶対絶対怒らないって、約束して？」

『…………じゃあ聞きたくない』

私がクラブに行くって言ってから、Aが最高潮かってくらい冷たい。流石の私でも泣いちゃうよ……

『……分かった。怒らないから、言って？』

渋々って感じでAは、私に話すのを許してくれた

つ「っ実はね、その私をクラブに誘った子達が、Aと一緒に来て欲しいって言われて。もう勝手に人数にいられちゃったらしくて、だから……」

『行くよ』

つ「だよね、やっぱりだめだよね……っえ！！？い、いいの！？クラブだよ！？以下にもAが嫌いそうな場所なんだよ！？」

『そうだよ、クラブなんか大っ嫌い。
…………でもつくしが、怒らないで聞いてって言ったんじゃん』

その瞬間、私は自分の言ったことをこんなにも間に受けてくれるなんて思ってなくて、感動して涙が出そうになった。

つ「Aっ、ありがとうありがとうありがとうっ！！！」

Aの事をギュッと抱きしめる

『ちょ、つくし苦しい、死ぬ』

その日の夜
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髙塚車にて移動中 ...

『つくし、聞いてないんだけど』

僕は今つくしに、とっても怒っている。

『女装するなんて聞いてない』

つ「だ、だって言ったら怒ると思って……」

『でも今、隠してたから怒られてるじゃん』

つ「…………ごもっともです。で、でも！！A超綺麗！可愛いしもう最高！だいすき！」

今まで言われてきた中で、お世話だとしても一番嬉しく感じた。

『…………許す』

つ「本当に！？本当に許してくれるの！？」

『ただし、僕は目が見えないからつくしがエスコートお願いね？』

つ「するする！もうAに近寄ってきた変態男なんか、私の右ストレートでこてっぱんにするから！」

『それはだめ』