No.6 ページ24
花沢家 ...
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美「はー、すっきりした！」
総「類も一緒に入りゃ良かったのに、な！」
二人がお風呂から上がってきた時、類はAをベッドに寝かしつけていた。
類「……俺は、もう少し後にする」
美「Aちゃんの事なら俺らで見とくぜ？」
総「そうそう、俺らに任せろよ〜」
類「二人に任せるのが嫌だから、入らないんだけど」
あきらと総二郎はそれぞれ「冷たい」だの「刺がある」だのって交互に口に出す。そんな姿を横目に類はただただ、眠るAの頭を優しく撫でていた。
でもその時、あきらの口から飛び出した言葉で類のAを撫でる手が一瞬、止まった。
美「なぁ、お前らってさ。まだAちゃんのこと好きなのかよ」
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牧野side
男子三人に私は明かりもついてない理科室に連れ込まれ、身体を拘束される。嫌な予感でしか無い。
つ「いや！！！！！はなして！！！！！」
「おまっ、ちゃんとつかんどけ！！」
つ「やめてよ！！！！さわらないで！」
身動き取れなくなった私は、恐怖でいっぱいだった。
誰か助けて誰か助けて、でも。
誰も助けになんか、来てくれな……
類「なにしてんの」
「………え」
そこには、花沢類
類「……離してあげなよ」
「いや、でも、こうでもしないとこの女……」
類「いいから、離せって言ってんだよ」
花沢類の言葉に怖気付いたか、逃げ出していく三人、私はただただ、泣きじゃくるしか出来なかった。
類「………掃除のおばさんがさ、掃除してんだよ、非常階段。やっと静かな場所見つけたと思ったのにさ。」
つ「……っ、ぁ、あり……っ、ありが、」
類「誤解しないでよね、俺こーゆうの嫌いなだけなんだ。」
それだけ言って出ていった花沢類、そして次は入れ違いでまさかの人物
『牧野』
私の名前を呼んで、壁からゆっくり顔を見せた高塚A。
今この学園内で私のことを名前で呼んでくれる人はこの人以外に居なくって、何故だか涙がまた込み上げて来た。
『ん』
声のした先には、床に座り込んで腕を広げる高塚Aの姿、意味わかんない意味わかんない。誰のせいでこんな思いしてると……
『つくし』
つ「っ、〜〜〜ぅう、きらいきらいきらい！！！だいっきらい！！！！」
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トラ吉(プロフ) - flowerさん» ありがとうございます。総二郎ですね！一候補として頑張ってみます。 (2022年1月9日 12時) (
レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませて貰っています。流れ的には花沢類が書きやすいと思いますが総二郎落ちにして欲しいです！ (2022年1月6日 10時) (レス) id: 8781bf96ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりのくまさん | 作成日時：2021年9月23日 9時
