作戦会議 ページ29
早速試合を始める。
タツヤくんから晴矢くんのパスでスタート。
それをすぐさま追いかける私たち。キーパーはいないし、点数は関係ないけど、私のために全力を尽くしてくれる。
「A！」
パスカットでボールを奪った風介くんが私にパスを送った。
私はヒロトにロングパス。
…だけど必殺技にはならず、普通のパスになった。
『はぁっー！』
その後も何度か挑戦した。だけど、やっぱり出ない…。
みんなもさすがに疲れてきてる。私が完成させないと、みんなが休めない。
絶対完成させるんだよ…。
「一旦休憩にしよう」
タツヤくんの指示で、休憩。
『はぁ〜…どうしてできないんだろ…』
「Aのパスは安定していて、必殺技に繋がりそうだけど」
「原因は分からないな」
玲名ちゃんも風介くんも、困ったように首をかしげてる。
「なんかに追い詰められてたらいけるんじゃねーの？」
ヒロトが適当に答える。
「そうだな！追い詰められれば追い詰められるほどやる気が…」
「それは砂木沼さんだけだろ…」
追い詰められる、か…。あのときは時間がなくて絶対に前線に届けないと、って思ったけど。
「一体どうすればいいんだよ？なぁ、タツヤ？」
晴矢くんがタツヤくんに聞く。
「何かあれば、ヒロトの言った追い詰められてる、になる」
「どういう意味だ？」
「つまり、追い詰められることがいいんじゃないか？
必殺技が出そうになったとき、時間がなくて追い詰められてたしな」
『じゃあ、追い詰められるようなことがあればいいんですか？』
ヒロトの言葉とタツヤくんの考えで、必殺技に繋がる作戦ができた。
「ああ。
例えば…」
「はい！
“一難去ってまた一難作戦”！」
リュウジくんがキラキラした目で言った。
「なんだそれ…」
晴矢くんはヤレヤレ、って表情。
「そのままだよ！Aを危機的状況に追い込む。そしてもう一度！
二回も大変なことが起きれば成功するって！」
自信満々。確かにうまくいきそう。
「これ意外作はないし、やってみよう」
『リュウジくん、ありがとうございます！』
「いいよ。困ったときはお互いさま。俺が困ったらみんなで助けてね！」
うん…？なんか話がおかしいけど、感謝だよ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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涼野風介
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うさぎ(プロフ) - 完結おめでとうございます！所々泣けました…！！一星くんの作品も頑張ってください！！ (2018年12月8日 20時) (
レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
吉良カナデ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく感動しました・・！もし一星くんの小説が完結したら、ヒロト(出来れば原作沿い)の小説を書いてくれると嬉しいです！なんかすみません、これからも応援してます！ (2018年12月8日 18時) (レス) id: 7ea069b5e9 (このIDを非表示/違反報告)
五蝶繚乱･春華(プロフ) - 毎度楽しく見させていただいています！更新頑張ってください！ (2018年11月6日 20時) (レス) id: 3eb6391910 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ヤヴァイ…ヒロト推しにはたまらなすぎる…更新頑張ってください！ (2018年11月6日 19時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
お寿司 - とってもおもしろいです！！更新頑張って下さい！！ (2018年11月5日 19時) (レス) id: 9d95d4b509 (このIDを非表示/違反報告)
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