【d!】ちっこいつーまんせる

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陽もだいぶ落ちてもうすぐ夕食。
だけどあの二人は見つからない。
だいぶ探してるんだけどな。


os｢A〜夕飯出来ためう〜｣
『はぁい』


食堂の扉を開けるとほとんどの人は揃っていた。
だけれど、二つの子供用の椅子は誰も座っていない。


『･･･ねぇ、ゾムとショッピどこにいるか知ってる？』
tn｢まだ見つけとらんの？｣
『うん。私4時過ぎから探してたんだけどいないんだよね。誰か知らん？』
ut｢す、すれ違いとかおきてる？｣
『だったら他の人が連れてくるはず』
gr｢･･･全員今すぐに城内を探せ。
1時間以内に見つからなければ捜索範囲を街の方まで広げる。いいな？｣



───────ハイル・グルッペン




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


『おった？』
os｢いや、おらん｣
『ホントにどこ行ったんやろあの子ら』


だだっ広い城内を捜索し始めて30分。
外は完全に真っ暗だ。


「「わぁぁあぁああっ？！？！！」」


『今の･･･』
os｢らんらんとシャオロン？｣
『行こ！』


ダッシュで声のする方へ走る。
しばらくすると、薄暗い中に二つの人影が見えた。


『らんちゃーん！シャオローン！』
「「ぎゃああぁああ！！」」
『声掛けただけなんに･･･』
os｢怖がり二人組だから仕方ないめう｣
sya｢ｯ、Aやんけ！ビビらせんなや！！｣
ht｢そっ、そうだよ！！ビックリさせないでよ！！｣
『なんかごめん』


でもお二人さん懐中電灯持ってんじゃん。
明るいからいいやろ。
私とオスマン手ぶらだぞ。
光源ゼロだぞ？おぉん？


os｢で？二人は何かあったん｣
sya｢あっ！じ、実はな！｣
ht｢何か子供の泣き声がするの！｣
「『子供？』」
sya｢そっそう！｣
ht｢ほ、ほら！今だって！！｣


耳を澄ますと聞こえる泣き声。
反響してるような感じで聞こえる。
んー、この感じどこかで･･･


sya｢やっ、やっぱり、この城なんかおるんやって！！｣
ht｢やめてよシャオちゃん！！｣
os｢二人とも落ち着くめう〜｣


反響してるうえにこもって聞こえるんだよなぁ。
んー･･･


『あっ！！』

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