GAME49 ページ9
カイコク「大人しくしてたかい?」
不意にかけられた声に振り返ればこちらを見下ろしていたカイコクさんと目が合う
貴「...失礼しちゃいますね、根回ししておいてよく言いますよ」
カイコク「!...バレてたか」
貴「私、結構感が鋭い方なんですよ?」
そう言ってニコリと微笑めば観念した様に頭をかきながら苦笑いをしたカイコクさん
そこで私は確認の意を含め彼に問うてみた
貴「それで、問題なく殲滅できましたか?」
カイコク「ああ、数はそこまで多くはなかったが日没でも動き回ってる奴らが複数いた」
貴「!...昼行性じゃなかったんですね」
カイコク「日中のエネルギーを備蓄してたのかもしれねえ、とにかく夜でも気は抜けねェってとこだな」
まさかの夜行は想定外
だけど話からするに全部が全部そうとは限らない_
エネルギーを備蓄しているのだとするとこちらの動きがばれている?
貴「そうですね、取り敢えず警戒はしておいた方が良さそうですね」
カイコク「ああ」
とは言ったもののやはり気がかりである
パカが情報を流す可能性は有り得るけど直感は違うと主張してくる
だとするといったい...
カリン「ダメ!眠れない!」
考え込んでいれば突然聞こえたカリンちゃんの声
ふとそちらに目を向ければ既に横になっている彼女らが目に入る
だけれど一向に眠れないのかカリンちゃんが叫ぶ様に不満を口にする
貴「なら子守唄でも歌いましょうか?」
そう提案すればアカツキくんとカリンちゃんが目を輝かせながらこちらを向いた
カリン「いいんですか?!」
貴「えぇ」
アカツキ「Aさんの生歌、楽しみです!」
アホ毛が揺れているアカツキくんは興奮している様子
他のみんなも期待するような眼差しを向けられているので少しだけ気恥しい
スッ_
ねんねんころりよ おころりよ〜
坊やはよい子だ ねんねしな〜
「「Zzz...」」
歌い始めの段階で耳に入ってきたのは眠り声
目を開けばアカツキくん、アンヤくん、ヒミコちゃんの3人が既にに寝息を立て爆睡していた
カリン「はやっ!!」
カイコク「すげェな」
ユズ「さっすがアスなん〜!」
ザクロ「ちょっと待て、なぜその歌なんだ...」
貴「なんとなく?」
まあ子守唄と言ったらその辺だし
そのまま歌い続けることものの数分で不満を漏らしていたカリンちゃんたちも眠りについた
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時