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GAME71 ページ31

カリン「やっぱりAさんは何を着ても似合いますね...もちろん良い意味で!」


ヒミコに同意するように口を開いたカリンは恍惚とした表情をうかべる
その様子にAは二人の頭を撫でる


貴「カリンちゃんもありがとう」


カリン「いっいえ!(Aさんに頭撫でられた...!)」


そんな中Aは一つの視線を感じ撫でる手を止めずにそちらを見やる
こちらのやり取りを黙って見ていたカイコクに疑問符を浮かべた


貴「どうかしましたか?」


カイコク「いやァ..」


貴「?」


カイコク「(眼福だねぇ...)」


自分の姿に高揚感らしきものを抱いた彼は悟られないよう笑っているとは気づいていないのだろう
不審者を見るような目付きで彼を見やったAにカリンは苦笑いを浮かべた


その一方でもう一人の生贄役に疑問を持っていた忍霧くんがユズさんに問う


ザクロ「なぜ逢河なんだ?」


ユズ「ザッくんは知らなかったな、マキマキはね5秒間見つめると老若男女問わず悩殺できるのさ」


パカが初見で説明した目で落とすという彼の能力
ユズは第3ゲーム内でその効力を確認しているため今回の作戦に打って付けだと提案したのだ


カイコク「本当かァ...?」


ユズ「試してみるかい?」


疑いの目を向けるカイコクに試すようにのマキノの正面に立たせる
そしてお互いに見つめ合い悩殺できるのか実験してみた


カイコク「...」


マキノ「...」



カイコク「......」



マキノ「......」



じっと見つめ会う彼らだったが途端にカイコクに異変が生じたかと思うと直ぐ様顔を青くして目を逸らす



カイコク「も..もういい...妙な気分になる...」



口元を抑えた彼は降参し彼から少しだけ距離をとる
一方のマキノくんは只々眠そうに揺れているだけ



「「つえええ!!こえええ!!」」


それを間のあたりにしたアカツキ、アンヤの2人は声を張り上げ驚愕した
なんせ絶対に落ちそうにないカイコクにそこまでのことを言わせたのだから彼の能力は本物だ



貴「凄いわね...私も試してみようかしら」


カイコク「ダメでえ...」


その場の空気にあやかって便乗した彼女を制したのは実際に試した彼


貴「どうしてですか?」


カイコク「女が気軽に試していいもんじゃないからでェ」


ユズ「確かにな、アスなんはやらない方がいいにゃ〜」


ユズの助言により渋々といった様子で了承したAはそのまま祭壇へ足を運んだ




カイコク「(...それに...なんでか癪に障るんでぇ...)」

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設定タグ:ナカノヒトゲノム , 実況中 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時

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