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GAME66 ページ26

突然の彼女の叫び声に少しばかり違和感を覚える


カイコク「...わからねェだろ?」


キッカ「わかります!!だって...鬼と言ってもみんながみんな人間を食べるわけでは...」


キハチ「これキッカ」


キハチさんに止められた彼女は不服そうに俯き口を閉じた


だが、なぜ彼女がそこまで必死に訴えるのだろうか
鬼の面を見ただけであんなに脅えていたのに


もしかして彼女らは...



カイコク「...どうも難儀だねェ」


アンヤ「つーかテメーは今回のゲーム参加確定だぞ」


カイコク「あン?」


参加宣告をされたカイコクさんは疑念の表情を浮かべている
珍しい表情に小さく笑い声を漏らす


アンヤ「言っとくけどAもだかんな」


貴「私も?」


アンヤ「育成ゲームのときに約束したろ」


そう言えばあの時、私も彼も探索のために断ったことを思い出した


カイコク「覚えてやがったか...」


アンヤ「たりめーだ」


渋々といった様子のカイコクさんは頭を掻きながらため息をつく
暗躍が得意な彼なら快く引き受けそうだがあまり乗り気ではないらしい


ユズ「それじゃメンバーはカイさんとアスなん...っとザッくん行くかい?」


ザクロ「?なぜ俺が...」


ユズ「君たち最近仲良しだろ?よく揃っていなくなる」


そう口にしたユズさんは私とカイコクさんを見やり不敵な笑みを向けてきた
というより私は彼らと一緒に行動していないと思うのだけれど


ザクロ「...俺は別に構わないんだが...」


カイコク「俺も別に構わねェよ?」


貴「私も構いませんよ」


取り敢えず返答をするが少しだけ微妙な空気が流れる


ユズ「よし、あとふたりだな。他に立候補は_」


実況に必要な最低人数はあと二人
ユズさんが立候補者がいないか確認していると真っ先に手を上げたのはやはり彼_アカツキくんだった


ユズ「...だと思ったよ」


カイコク「だが、これだと野郎ばっかだぜ。Aちゃんが居るにしたってこんなんで大丈夫かい?」


確か鬼は娘を好んでいるわけなので私一人で果たしていけるのだろうか
そんな不安が過ぎる中、アカツキくんが無言で自分の髪を結きはじめた
なるほど、生贄役を買って出るというわけね


カイコク「あァ、似合ってる似合ってる」


貴「可愛いわよアカツキくん」



キハチ「いけません」

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設定タグ:ナカノヒトゲノム , 実況中 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時

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