GAME57 ページ17
「「「!?」」」
突然聞こえた声に一斉にそちらへ向けば先程まで向こう側にいた彼女が岩の突起に座りこちらに顔を向けていた
アカツキ「Aさん...//」
アンヤ「A...!なんでテメーがここに!」
貴「フフッ...脱衣所に見覚えのある服が置いてあったからもしかしたらと思ったんだけど、案の定ね」
アンヤ「!...知ってて入ってきたのか!」
貴「ええ、でもまあ気づいたのは私だけだから二人は知らないでしょう。それに今、一旦脱衣所に戻ってるからまだ気づかれていないわよ」
その言葉に一同安堵したように胸をなで下ろしたがそれでも尚緊張の糸が外れない
何せ危機から脱せたわけではないのだから
貴「...ところで二人はどうしたんです?急に静かになって」
そう言って彼女は未だ口を閉ざしたままのカイコクとザクロに目を向ける
カイコクはじっと彼女を見つめ、ザクロに至っては顔面真っ赤になり硬直している
貴「ああ...もしかして私の身体に興味がおありで?」
ニヤリと不敵な笑みを見せた彼女は揃えていた脚をゆっくりと組みながら口元に手を添える
タオルを巻いているとはいえたかが一枚の布
いつものハーフアップの髪を纏め上げいつもより露出度が多くなるこの場では彼女の行動は刺激が強すぎる
カイコク「...Aちゃんの言う通り、すげェ興味がある」
やっと口を開いた彼は岩に座る彼女を見上げる
その言葉に一瞬目を見開くも再び笑みを向けその場から降り立つ
そのまま彼に近づけば見下ろしていた視線が一変して見上げる形になる
そうすることで谷間も強調されていることに果して彼女は気づいているのだろうか_
カイコク「...官能的だねぇ」
貴「!」
そう言って更に距離を縮めてきたことで昨晩の事を思い出す
そこから来る羞恥を振り払い負けじと彼女もまた詰め寄る
貴「..クスッ...そうですか、カイコクさん」
カイコク「!」
そうして片手を挙げするりと彼の頬に触れると一瞬目を見開いた後、直ぐに笑みを向け更に距離を詰めようとした
アンヤ「なにしてんだ!テメーらはっ//!!」
が、アンヤの怒声により止められた
顔を赤らめる彼らに私達は何事も無かったように離れお湯に浸かった
貴「アンヤくんは初なのね」
カイコク「初だろ」
アンヤ「初じゃねーし!テメーはナメてんのか!!つかそういう問題じゃねーだろ!!」
アカツキ「まあまあ落ち着いてアンヤ君」
アンヤ「こんな状況で落ち着けるか!!」
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時