GAME42 ページ2
そうこうしているとドア再び開き自室に戻ったユズさんたちが帰ってきた
その手には大きな鞄
きっと彼女はそれを取りに行ったのだろうけど一体中に何が...
アカツキ「おかえりなさい」
ユズ「お、アッキーたちも戻ってたのか!それにアン坊も!」
寝起きのアンヤくんはすっかり目が覚めたようで未だにパンを食している
それを見たユズさんは目を光らせてヒミコちゃんからパンを受け取りに向かった、とすれ違うように後ろにいたカイコクさんの元へ歩み寄る
貴「道中は大丈夫でしたか?」
カイコク「ああ、マンイーターにも出会さなかったしな」
貴「そうですか、それならよかったです」
やはりマンイーターは昼行性らしい
兎に角何もなくて良かった_と胸を撫で下ろおせばアカツキくんたちと混ざりパンを手にしたユズさんが口を開いた
ユズ「それじゃーこれからの作戦について話そうと思うんだが、マンイーターを根絶ちしようと考えてる」
カリン「根絶ち...?」
ユズ「ほーは、僕らが逃げ回ったせいでタワー内にツタが蔓延しすぎた。焼却も考えたが室内だしね、消化装置が必ず作動する保証もない」
貴「恐らく、このタワーの権限をパカさんが握ってるわけですからね」
ユズ「ああ、だから日没を待って”根絶ち作戦”を結構する。それが一番てっとりばやいだろう」
ユズさんの言った通り、その作戦が安全かつ最短のルートになるだろう
彼女の意見に同意するように頷けば黙って話を聞いていたアンヤくんが疑問を口にする
アンヤ「どうやんだよ、あいつらすぐ再生するんだろ」
ユズ「ふむ、こいつを手分けして根に突き刺す」
そう言って彼女が引っ張り出したのは先程持ち帰った大きな鞄
その中には怪しげな空気を放つ液体が入ったアンプルが何本も詰められている
カリン「なんですかこれ...?」
ユズ「毒だよ」
「「「!」」」
彼女は淡々とした口調で毒だと口にした
アンヤくんたちは焦りの色を見せアンプルに触れていたカリンちゃんに至っては硬直している
ユズさんはこれがあるから根絶ち作戦を提案したのだと納得はしたが
だけれどなぜ彼女がこんなものを__
アカツキ「綺麗な色ですね、はじめてみました」
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時