孤独から救ってくれた 【川村壱馬】

8話 過去 ページ9

〜 過去 〜 壱馬side








-prrrrr-




不意に陸さんの携帯が鳴った 。




陸 )もしもーし ? ねぇちょっと遅っ…






普通に電話を取った陸さんの顔から次第に笑顔が消え






何かに絶望したような顔になる 。









樹 )陸さん… ?








そりゃそうもなるだろう 、普段ずっとニコニコして
明るい性格の陸さんが 、こんなにも深刻な顔するなんて
余程の事があったんだろう 。









陸 )…分かった 、うん 、、すぐ行く 。









こんなん 、聞かずには居られへんやろ… 。









すぐ行くってなんやねん…









壱馬 )どうしたんすか ?









陸さんの口から放たれた言葉は









耳を疑うような事だった









陸 ) 北人が… 、









トラックに跳ねられた… 。

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