親友の先には【ソクミン】 ページ13
．
『ねえ！聞いてる？！』
「わ、ほんとうるさいから！目の前にいるんだからわざわざ叫ばないでよ！」
『だってさっきからぼーっとしてるからじゃんか』
そんなの当たり前じゃん
喉まで出かけたその言葉はぐっと堪えて、その代わりにはいはいって笑うと釣られて笑顔になる親友、そして私の好きな人。
その笑顔は憎たらしいくらい純粋で、そんな彼に癒されつつも死にたくなる休み時間。
休み時間に入った瞬間教室を出てほんの数分で戻ってきたソクミナはそれはもうすんごい笑顔で一直線に私の席まで来てこう言うのだ
”あの子が！ミンギュのとこ行ってすれ違った時に挨拶してくれたんだけど！”
あの子、とは隣クラスの同級生の子、そしてソクミナの片想い相手。
顔のパーツは整ってるし、スタイルも良くて綺麗な髪の毛は肩あたりで切り揃えられたショートカットのあの子。
上げるとキリはないけどとにかく私とは全てが正反対なソクミナの好きな人
『あーどうしよう…好きが溢れて……ふふ』
「よかったじゃん」
『うん、今日も今日とて幸せなり』
「はぁ、そんなに好きならカトク交換してもらいなよ」
『え！無理だって！話たら声絶対震えるもん、恥ずかしいし………あ』
何かを思いついたように私を更に見つめるととんでもないことを言い放った
『Aが交換してさ、それで俺のこと紹介すんのとかどう？』
うわ、俺って天才……とでも言いたげな顔で少し満足げに私の返事を待つソクミナ
もちろんそんな事したくない。
でも側から見て私が断る理由なんて見つからない
「えー、」
『お願いっ！親友だろっ！』
これほど残酷な言葉なんてないと思う。
友達以上、恋人未満。
ただの”友達”を超えてもそれ以上はもう超えることの出来ない残酷なポジション
「……分かったよ、親友、だからね」
『まじでA好き！最高！』
「っ、」
なんにも知らないくせに
親友としての好きだなんて分かりきってるのに、それでも心臓が少し高まってしまう阿呆な自分
私と話して、私の言葉で笑顔になってるはずなのにこの笑顔の向けられた先はあの子。
私はソクミナにとことん弱い。こんな笑顔向けられたら地獄めぐりだって行けるかもしれない。
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太郎。(プロフ) - ???(みなみ)さん» お返事遅くなってしまってすみません😭読んでくださり感謝です☺️❤️そしてTwitterまでフォローまでありがとうございます！ここ数年はTwitterばかりなのであちらで沢山お会いできたら嬉しいです😚 (2023年3月1日 0時) (
レス) id: 8909f054f8 (このIDを非表示/違反報告)
???(みなみ)(プロフ) - はじめまして(*^^*)読ませていただきました！Twitterフォローしました！Twitterフォローさせていただきました！ (2023年2月19日 15時) (レス) id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
ひょに(プロフ) - (名前)レンさん» えへへ、バレちゃいましたか…そうですスングァンペンでございます(笑)レン様ありがとうございます！そのお言葉とても嬉しいです(号泣)これからも楽しんで頂ければ嬉しいです！！ (2021年1月19日 9時) (レス) id: bfd0173650 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)レン(プロフ) - ひょにさん…まじでどのお話もどタイプすぎる…スングァンのお話多い気がするんですけどスングァンペンさんですか？ (2021年1月18日 22時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
ひょに(プロフ) - キム子さん» え、抱きしめますよ、キム子さんこっちいらっしゃい！ブソクスンわっしょいです！ (2020年8月19日 14時) (レス) id: cf22aba882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひょに
| 作成日時：2020年8月16日 16時
