秘密。

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それからというもの。


Aと俺はいつも一緒におる。


村上主任に言い渡された、

マーケティング資料のまとめは、
もうとっくに終わってんけどな。


膨大な資料の山、目の前にしても、
愚痴一つ言わずに、
手伝ってくれた。


結果、ますます好きになってもうただけ。



そのあとも、何かというと、
二人で飲んだり、
なんなら、女子同士みたいに、
買い物やランチまで一緒にするようになって、

今では親友。



話題は亮の事がほとんどやけど・・・


まあそれはええねん。


Aは相談に乗って、言う割に、

亮とどうにかなる気は全くなさそうや。



「遠くから見てるだけでいいの。
あんなかっこいい人と付き合ったりしたら、
トイレにも行けないし、
おならも出来ない」


言うねん。


「彼氏の前でおならするん？」


二人きりの深夜のオフィス。


つい聞いてた。


「そりゃあ、自然現象だもん。
なるべく我慢はするとは思うけど・・・
仕事中も出来ないし、
家でぐらい、リラックスしてないと、
腸内環境が悪くなりそう」


やって。


思わずわろてもうて。


Aも吹き出した。



「俺は彼女のおなら平気やで。
むしろ聞きたいわ」


「聞きたいの？変なの」


Aが笑う。

その顔がめちゃくちゃ可愛ええなあって。


「うん、顔のここにもう、
お尻持ってきて欲しい」


自分の鼻の前で、
手でお尻の形表したら。


「バカ。
ほんと、章大って変だよね」


軽く俺の肩に触れた。

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