第２２話【発信！受信！着信？？】 ページ23
*
「ほら、着いたよ。立てるか」
『立てるわ！』
「……」
フェイタンはAを下ろし、中へ入る。Aもそれについていく。そしてドアを開けるとそこには皆いた。
『ごめんなさ______』
Aの謝罪の前にマチがAを抱きしめた。
「無事で良かった……！」
『マチ』
「このバカっ。心配させるんじゃないよ……！」
マチは泣いていた。
どうして泣いてるの。Aはマチが泣いてる理由がわからなかった。
「……よし。A、一緒にお風呂入るよ。その汚れ落とす」
『うん』
マチはAを連れ浴場に向かう。
マチとAが去った時、フェイタンは皆によくやったと言われた。
「……あいつ、何かあるね」
フェイタンはそう言う。
クロロはどうしてそう思うと聞いた。
「あいつ発見できたの、あいつがなんかしたよ。何したかわからないけど、それなかたらワタシもあいつ見つけることできなかたね」
「どんなやつだ？」
「それがあた瞬間、あいつの居場所わかたね。多分だとか予想だとかじゃなくて、確信したよ」
ふむ。
クロロは考える。それはおそらくAがフェイタンに向かって発信したのだろう。しかし彼女は念を使えない。オーラがまずない。
クロロはあれ以来ずっと調べていた。そういった者が他にもいるのではないかと。すると１つ。ごく僅かな情報だが見つけたのだ。
「Aは魔族だろう」
その種族を。
「魔族？なんだそれ」
皆、首をかしげる。
聞き覚えのない種族だ。
「詳しくは知らないが、Aの特徴に一致する。その種族はオーラを持たない。代わりに魔法が使えるらしい」
「魔法……」
「てことはフェイタンが感じたアレは魔法だってことか？」
ノブナガの問いにクロロはおそらくと答える。
彼女が魔族なのはほぼ確定だ。それ以外にオーラがない者などいないだろう。
「魔族の情報は無いに等しい。それほど他の種族と接さず彼らだけの村で仲良く暮らしているのだろう」
「……ならAのあの傷は？」
「憂い晴らしの虐待か。弱者いじめか。異端者か」
憂い晴らしの虐待の説の可能性は低い。となると弱者いじめか異端者かになるのだが。
「魔族に関する情報はこの程度しかない」
なんにせよ、Aが何者かは分かった。これは大きい。
「明日Aに知らせようと思う。今日は解散だ」
何人かは部屋に戻り、何人かは広間で酒を飲む。
Aとマチが上がってくると、彼女らもまた酒とジュースを飲んで過ごした。
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永遠の18@みやちゃん(プロフ) - きぃさん» ありがとうございます！主人公ちゃんもミカちゃんも私好みのキャラにしているので大好きと言われると嬉しいです(笑)これからも頑張らせてもらいます！ (2019年4月20日 21時) (
レス) id: e44bb0483d (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 主人公ちゃんもミカちゃんもかわいくて大好きです！更新頑張ってください！！ (2019年4月19日 19時) (レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
ワサビ餅(プロフ) - 永遠の18@みやちゃんさん» 返信は遅くっても全然大丈夫です！！（笑） (2019年4月12日 19時) (レス) id: 0bb12ee9d2 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の18@みやちゃん(プロフ) - ワサビ餅さん» お返事遅くなり申し訳ない！私もミカちゃん好きで当初はただのモブキャラ予定でしたが……続きはCMの後！(笑)お互い頑張りましょねー！ (2019年4月12日 18時) (レス) id: e44bb0483d (このIDを非表示/違反報告)
ワサビ餅(プロフ) - 登録人数すごいですね！！ミカちゃんが個人的には好きです！お互い頑張りm（殴←（何様やって感じですよね。(笑) (2019年4月2日 10時) (レス) id: 0bb12ee9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永遠の18@みやちゃん | 作成日時：2019年3月8日 1時
