★ ページ23
「おかえりなさい涼太」
赤「ラウールはどこだ」
「あら。何の事かしら」
青「とぼけるなよクソババァ」
宮舘の実家に来た8人。宮舘がすぐに母親にラウールのことを聞いた。しかし、母親はすっとぼけるだけ。
それにキレた渡辺が、母親をギロリと睨んだ。
そんな渡辺を母親は睨み返し、すぐに宮舘に向き直って笑顔を見せる。
「涼太。そんなにあの子が欲しいの？」
赤「あぁ。返して欲しい」
「だったら返してあげるわ」
そう言って母親が8人を連れてある部屋へと入っていった。その部屋に入ると、ラウールがポツリと座っている。
深澤がラウールに駆け寄ろうとした。しかし、駆け寄ることをやめた。
青「ふっか？」
紫「…おい、あんた。ラウに何した」
「何もしてないわ。ほら、早くやりなさい」
白「はい。ママ」
ラウールが立ち上がる。その手には、ナイフが握られていた。そしてゆっくりと近づいてきたと思った瞬間、渡辺目掛けて走り出す。
渡辺目掛けて、ラウールがナイフを振りかざした。しかし、危険な目にいっぱいあっている渡辺に勝てるわけもなく。すぐにナイフを奪われた。
渡辺がラウールを見る。その目に光はなく、ただ闇のように暗い。すぐに何かされていることは分かったから。
青「目を覚ませ！ラウール！！」
思いっきり頭をぶつけた。自分も痛かったが、他に方法が思いつかなかった。
痛がるラウール。しかし、その目に光が戻っていて。
白「しょ、っぴー？」
渡辺の名前を呼んで、そして泣きそうに顔を歪めた。さっきのことを忘れたわけではないのだろう。震えながらごめんなさいと謝っている。
そんなラウールを抱きしめて、渡辺は視線で人を殺せるじゃ？ぐらいのやつで母親を見た。
母親が舌打ちをする。深澤が母親に対してふざけるなと言おうとした時だ。
赤「一応母親だから。仲間に手を出されない限りは目をつぶってきた」
「涼太？」
赤「でももう終わり。お前が守ろうとしてきたこの場所を、全部壊してやる」
「涼太？何を言って、」
赤「後悔しても遅いから。死にたいって思うぐらい苦しませてあげる」
宮舘がそう言って、震える母親の胸ぐらを掴んだ。
その後、宮舘の母親の組は壊滅した。
そしてさらにラウールに対する過保護度が上がったのは言うまでもないだろう。
リクエストありがとうございました。
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鳥(プロフ) - リクエスト失礼します！紫さんが色々あってめっちゃ機嫌悪い時に白さんが絡みにいっちゃって紫さんがガチギレして白さんが必死に謝るみたいな話が見たいです！よろしくお願いします！ (2020年7月21日 20時) (
レス) id: 1630307406 (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - リクエスト失礼します！赤さんが誘拐されて、翔太くんが激怒する話をお願いします！白さんメインではないんですが、書いてくださると嬉しいです (2020年7月20日 23時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - わかりにくくてすみません！ (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - いつも更新楽しみにさせていただいてます！リクエスト失礼します。ラウールが学校でリンチみたいなのをされてしまい、虐待の時のことを思い出して自殺未遂みたいなのを隠れてしてしまっていて何日か後にばれてみんなから愛されてるよって感じの話が見たいです。 (2020年7月20日 21時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ませていただいてます。リクエストをお願いしたいのですが、黒さんが紫さんを庇って怪我するお話が見たいです、白さんメインでは無いのが無理なら全然大丈夫です！もし可能でしたらよろしくお願いします。 (2020年7月14日 18時) (レス) id: b8eb487ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーちゃ
| 作成日時：2020年6月30日 19時
