. ページ12
それでもバレた時はどうするのよ、ともう一度視線を投げると
『まあそれでバレても、お友達です!で終わりやな』
「…そりゃそうだわな」
お友達の一言にちょびっとだけ落ち込んだりしながら、気にしてやるもんかとドライブを楽しんだ。
3ヶ月ぶりの時間はあっという間で、会ってなかった3ヶ月取り戻すかのようにお互い話が止まらなかった。
気づけば車はもう見慣れた街並みを走っていて、お別れの時間が近づく。
…寂しい。
家が近づく程におセンチなっちゃってる私をよそに
神ちゃんの方は特になんともない顔でハンドルを切ってる。
いやいやいや、わかってたけどねー!
同じ気持ちなんじゃ…?とか期待してないけどねー!
『はあい、着いた〜』
「お疲れ様でした〜」
『いいえ〜、Aちゃんこそお疲れ様でした』
じゃあ、と車を降りようとするけど中々動けない。
また次は3ヶ月後かもしれないと思うと寂しくて。
あーだめだ、自覚せざるをえない。
『どしたん?』
神ちゃんの心配そうな声が聞こえて、ハッとした
「や、ごめんごめん降りマース」
そそくさと車をおりて、運転席側にまわる。
隣に来た私と話ができるように神ちゃんも窓を下げてくれた。
254人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=ssecret777&scr=novel/tetetetetete1... 作成日時:2019年11月2日 14時