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story28 ページ36

ななもり「ちょっと…ころんについて話があるんだ…」


『ころんさん…?わ、分かりました…』



━━━━━━━━━━━━━━━



『で…どうしてころんさんについて…話があるんですか…?』


ななもり「ころんがさ、昔になにかあったってこと知ってる?」


『はい…知ってます…』


ななもり「そっか…それでね、そのせいでころんは女性恐怖症になったんだ。彩里ちゃんとAちゃんがシェアハウスすることになって家に来た時、ころんは嫌そうな感じだったんだ。」


『それじゃ…なんで、私達を…』


ななもり「治して欲しいんだよ。女性恐怖症を…これから生きていく中でたくさんの女性と関わると思うから。


聞いてたでしょ?誰が好きなのかの話」


『はい…聞いてました。どうしてころんさんは女性恐怖症なのに私のことが“好き”って言ったんですか…?』


ななもり「彩里ちゃんは無理だったけどAちゃんなら平気だったんだって。」


『え…』


ななもり「女の子ってさ、明るい子ばっかじゃん?Aちゃんみたいに暗めな女の子なら平気だったんだって。」


『そうなんですか…』


ななもり「うん。なんかよくわかんないけど女性恐怖症治せたんだってw


もう、今ではさ、ころんの目にはたくさんの光があるんだよwAちゃんといる時、ころんは幸せそうに笑って……」


『でも…私…そんな笑わせるようなことなんかしたことないですけど…』


ななもり「ううん。Aちゃんは気づいてないだけでころんを笑わせてくれたんだよ。Aちゃんはね、“人を幸せにする力”があるんだよ。」



私はなにもできない人間だと思っていた。でも違った。

私には“人を幸せにする力”がある____

その言葉で泣いてしまう___



ななもり「だから、戻ってきて欲しいんだ。家に。家に戻ってころんを笑わせてくれ。幸せにしてくれ。」




こんな私がころんさんを幸せにすることができるなら、戻ってきていいですか?______


ななもりさん達は幸せにはならないけど、でも1人でも幸せにすることができるなら、家に戻りたい__


ごめんなさい______


ななもりさん、ジェルさん、さとみさん、莉犬さん、るぅとさん_______








ななもり「俺は“もう幸せだよ”________」









どうして、あなたは幸せなんですか?_____







−−−−−−−−−−−−−−−−−
なーくんのぼくなつの続きまだかな…

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はるか(本名) - 感動した!スッゴイはまった!何回も読み直した! (2022年9月24日 3時) (レス) @page36 id: a73cb3bc09 (このIDを非表示/違反報告)
酢飯の晩ごはん - すっっっっっっごいメンヘラ感しますね (2022年7月3日 19時) (レス) @page39 id: ac6aa7b69b (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - とっても面白いです!!コメントくれると嬉しいです! (2022年5月1日 14時) (レス) @page10 id: b5d794afb7 (このIDを非表示/違反報告)
かの - 泣きました。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 2d409698c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - 落ち無しがいいです (2021年5月5日 17時) (レス) id: fa129e6f86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みとと | 作成日時:2019年7月2日 23時

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