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よ〜し!
今日は、昨日アオイさんに教わった、肉じゃがと言うものを作るぞ!
時透君喜んでくれるかな〜?
時透 「こんにちは。」
A「時透君!」
早速来てくれた!
時透 「…つけてくれてるんだね。」
A「うん。」
私は、頭につけている髪飾りに触れた。
時透君から貰った、大切なものだからね。
時透君が私に、似合ってるって言ってくれたからね。
思い出すだけで恥ずかしくなっちゃうんだけど…。
時透 「…普段はつけないでね?」
A「…え?」
やっぱり似合わなかったかな?
でも昨日は可愛いって…。
時透 「その姿、僕以外に見せたくない。」
A「…!?」
もしかして時透君…いや、変な期待はよそう。
そうだったらいいなとは思うけど。
時透 「昨日はごめん。お店行けなかった。」
A「いやいや!そんなのいいよ!」
時透 「…Aは僕に会いたくないの?」
A「へ!?そんなことないよ!時透君といるとすごく楽しいし、毎日会いたいくらいだよ!」
時透 「…ふふっ。そう。ありがとう。」
最近、時透君笑うこと増えたよね。
あ〜。可愛い…。
A「今日は食べてほしいお料理があるから、それ作っていい?」
時透 「うん。特に食べたいものはないし。でもお腹すいた。」
A「ちょっと待っててね。」
私は台所に立つと、馬鈴薯を取り出した。
「ごめんください。」
A「?は〜い。」
この時間にお客さんなんて珍しい。
いつも昼間は時透君くらいしか来ないからな。
可愛らしい女の子が入ってきた。
鬼殺隊だろうか。
A「お席は…。」
「あの、霞柱様…ですよね?」
その子は時透君に話しかけた。知ってる子なのかな?
時透 「…?」
覚えてない…。覚えてあげなよ時透君。
あ、手を止めては駄目だ!
早く作らないと。
時透君と話が済んだのか、
女の子がこちらへ向かって来た。
「これどうぞ。」
A「え?」
女の子は私に味噌を渡した。手作りなのかな?
包まれているものからお手製ということがわかる。
でも、なんで味噌なんだろう。
「私の家、味噌を作っているんです。」
A「へぇ。そうなんですね。ありがとうございます。」
ちょうどお味噌をきらしてたところだから助かった。ふろふき大根に使わせてもらおう。
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