協議開始 ページ47
荒木「結果…、出たら
知りたいっすか？」
「それはもちろんでしょ。
どんな仕上がりか知らないけど、
入選したら私の絵が展示されるんでしょう？」
荒木「…まあ、そうっすね。
じゃあ、結果が出たら伝えに行きますんで」
「うん、そうして」
荒木「良し、もうこれで良いっす。
ありがとうございました。
モデルはこれで終わりで大丈夫っす」
珍しく頭を下げる荒木くんに
ちょっと戸惑いつつも、
こちらこそ貴重な体験をさせてもらったことを
感謝をして自宅に送ってもらった。
そして、予定通り
私たちの両家顔合わせの日がやってきた。
祐一「川村社長、奥様
この度はご多忙の中お越し頂き、
ありがとうございます。
本来はまず、私どもから
ご自宅へ伺い、ご挨拶すべきところ、
こちらの我儘でこのように順を踏まずに
挙行させて頂きますこと、深くお詫び致します」
父「祐一くん。
丁寧な挨拶をどうもありがとう。
事情は娘から聞いているよ。
柏木ご夫妻、どうでしょう、
堅苦しいのは無しでも良いのでは？」
柏木父「そうだな、
私たちが元々望んだ婚約なのだし」
私はおずおずと提案した。
「…婚約を認めて頂けるのは光栄なのですが、
この場で１つ協議したい点があるのです」
柏木父「ん？協議？この場で一体何の話だ？」
祐一「父さん、僕は今、柏木corporationの
後継者になることを心から望んでいます」
柏木父「継ぐ？祐一、お前こんなところで
何を言いだすんだ！」
やはりお怒りか…
「柏木社長、祐一さんは生半可な気持ちで
こんなことを言い出したのではありません。
まずは、どうか彼の主張を聞いてください。
お願いします」
私は柏木夫妻に頭を下げた。
柏木母「惣一さん、
今日は川村様がお越しなのですから
頭ごなしに怒らないで
ちゃんと話しを聞いてあげましょ？」
父「柏木社長、そうですよ。
息子さんが継ぎたいと言ってくれるなんて
私は素晴らしい親孝行だと思います。
ここはわざわざこの場で打ち明けようとする
2人に免じて聞いてあげようじゃないですか」
父はチラと私の目を見て目配せしてくれた。
柏木社長「…じゃあ、その協議とやらを
聞こうじゃないか」
祐一「ありがとうございます。
ここにいる皆様がおそらく、
僕が継ぎたい、なんて言い出したのは
唐突だと感じていらっしゃると思います。
…少し僕の話しをさせて下さい」
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こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつも応援ありがとうございます！描こうと思ってたストーリーを変えて、思いつきで描いたらちょっと失敗気味ですが、波乱の幕開けとしたいので、もうちょっとハラハラして下さい(笑) (2018年12月16日 21時) (
レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます！2人がくっついて嬉しいんですけどお父さん体調不良でどうなるんだろう･･･？とハラハラみてます。さらに年下くんともどうなるんだろう？続き、楽しみにしてます！ (2018年12月16日 19時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつもコメントありがとうございます！実は前からこんな展開を描いていて、でもなかなかその内容を出すタイミングが掴めずに非公開にしていたんです。今回、無理矢理公開したので一気に更新となりましたが。新キャラ登場で、話に動きが出るといいなと思っています。 (2018年12月9日 1時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 大量更新ありがとうございます！ライバル出現にビックリです！でも振り回される主人公、可愛いですね。優しいだけじゃなくていろんな顔の祐一が見られそうな展開で楽しみです！ (2018年12月8日 20時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» 早速読んでいただけたんですね。ありがとうございます。完全に迷走しています。もうちょっといちゃいちゃさせたいです。頑張ります(笑) (2018年12月6日 18時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年11月17日 8時
