不意打ち ページ19
「相変わらず何言ってるかわかんないけど」
荒木「…ねこカフェでのAさん、
可愛かったな〜」
「年上、からかわないでってば」
荒木「本心っすよ！
俺、ねこよりAさん見てたし」
「そんな報告要らないから」
荒木「あーなんで俺、年下なんだろ」
「何を望んでるのかわからないんだけど」
荒木「だって、そのうち、
Aさん結婚しちゃうっしょ？」
「…」
荒木「それに、俺が画家として大成するまで
待ってはくれないっしょ？」
「それは有り得ないね」
荒木「うわ、断言かよ…」
「ふふふ」
荒木「あ…笑った…」
「え？何？」
荒木「ようやく笑ってくれたっすね」
「そんなこと？」
荒木「そんなことって…。
あー、今の破壊力、やばかった！」
「…ほんと物好きだね」
荒木「ね、ほんとにモデル、ダメっすか？」
「もう、しつこいなぁ。嫌だって」
荒木「お願いしますー！
コンクールに出すの、
Aさんの絵ににしたいんすよ」
「…私、何すれば良いの」
荒木「座ってるだけで良いっす！
あ、でも、お花畑の中の
Aさんを描きたいんで、
今から1番近い植物公園に行きましょう」
「聞いただけなのに…」
仕方ない、付き合ってあげるしかないか。
初めてきたこの公園には、
まだコスモス畑と秋薔薇が見頃終盤で
咲き乱れていて。
夕日に照らされてちょっと幻想的な風景に
流石の私もうっとりしてしまう。
彼はいつも持ち歩いているのか、
首からカメラを下げ、
スケッチブックと鉛筆を持つと、
私の手を引いてずんずん歩き出した。
ここかな、こっちかな、と
急にスイッチが入ったように真剣な荒木くん。
好きなことに関しては手を抜かないんだなぁ、
なんてちょっと関心。
花びらを手で包んで、とか
ベンチに座って向こう向いて、とか
荒木くんのリクエストに応えるものの、
モデルなんてやったことないから
表情なんてどうしていいかわかんなくて。
すると、急にこっちに来たかと思うと、
携帯のインカメラでツーショットを
撮り出すし。
ちょ、近いって！
そう思っていると、
不意打ち！！って言われた後、
触れるだけのキスをされて。
！！！！
「ちょっと！！」
…免疫ない私にはそれしか言い返せなくて。
すると、
ヤバイ！を連呼しながら、
人の顔を連写し始める荒木くん。
男の子って、わかんない！！
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こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつも応援ありがとうございます！描こうと思ってたストーリーを変えて、思いつきで描いたらちょっと失敗気味ですが、波乱の幕開けとしたいので、もうちょっとハラハラして下さい(笑) (2018年12月16日 21時) (
レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます！2人がくっついて嬉しいんですけどお父さん体調不良でどうなるんだろう･･･？とハラハラみてます。さらに年下くんともどうなるんだろう？続き、楽しみにしてます！ (2018年12月16日 19時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» いつもコメントありがとうございます！実は前からこんな展開を描いていて、でもなかなかその内容を出すタイミングが掴めずに非公開にしていたんです。今回、無理矢理公開したので一気に更新となりましたが。新キャラ登場で、話に動きが出るといいなと思っています。 (2018年12月9日 1時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 大量更新ありがとうございます！ライバル出現にビックリです！でも振り回される主人公、可愛いですね。優しいだけじゃなくていろんな顔の祐一が見られそうな展開で楽しみです！ (2018年12月8日 20時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» 早速読んでいただけたんですね。ありがとうございます。完全に迷走しています。もうちょっといちゃいちゃさせたいです。頑張ります(笑) (2018年12月6日 18時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年11月17日 8時
