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・ ・ ・
あの後、国木田さんはブツブツ何かを呟きながら、
フラフラと医務室から出て行ってしまった。
中島｢...国木田さん、大丈夫でしょうか？
フラフラと出て行ってしまいましたが...｣
太宰｢大丈夫だよ、敦君。問題無い。
さぁ〜て！質問タ〜イム！！｣
中島｢え"？｣
太宰｢彼女にだよ！
私達は何も知らないからね｣
確かに...
川から流れて来た理由以外、何も知らなかった。
太宰｢じゃ、お名前は？｣
『A！』
太宰｢ふむふむ、Aさんね〜。
ご年齢は？｣
『...20歳？』
太宰｢ふむふむ。では、お仕事は？｣
『お仕事...？？』
太宰｢そーう！お仕事！｣
『お仕事って...何？？？』
あれ...？
太宰｢お金を貰う為に働く事さ｣
『働く？どうして、お金を貰うの？』
太宰｢生きる為に必要だからだよ｣
『生きる為...？？？』
この人...何で、そんな事も分からないのだろうか...
太宰｢う〜ん。
これは、もしかすると与謝野女医？｣
与謝野｢まだ、断定は出来ないが...
あんた、自分が住んでいる場所は覚えているかい？｣
『住んでいる場所？』
与謝野｢あぁ、あんたの家さ｣
『家！知ってる！』
与謝野｢住所は言えるかい？｣
『住所？』
与謝野｢そう、住所｣
Aさんは、首を傾げていた。
まさか、覚えていないのだろうか。
それとも、僕と同じ様に追い出されてしまったのだろうか...
『家、知ってる』
Aさんはベッドから降りると、
外の景色が見える窓辺に移動した。
『家』
そう言って、指を差した先にあるのは家だった。
偶然にも探偵社の近くだったのだろう。
何にせよ、覚えていて良かった。
太宰｢あれが、君の家かい？｣
『私の？違う。
家、あれも、あっちも』
...？。
そう言って、Aさんは次々と付近に建っている家を指差す。
与謝野｢...あんた、ご両親は？｣
『ご両親？...親...う〜ん...分からない』
与謝野｢Aと言ったね。苗字はなんだい？｣
『苗字？それは...何？』
...何だか可笑しい。
これではまるで＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
太宰｢子供とお話している様だね｣
与謝野｢あぁ。
まともじゃない孤児院に居た孤児か...記憶喪失か...｣
そう、子供だ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (2024年3月14日 23時) (
レス) id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
しぅゅ - 今回も、すごく面白かったです！！語彙力がすごくて読んでて最高でした。。。 (2023年7月4日 21時) (レス) @page15 id: 6fb09f5107 (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - しぅゅさん» 有難う御座いますぅぅ ; ;！！！！！！頑張ります！！！！ (2023年7月2日 1時) (レス) id: 492c11253e (このIDを非表示/違反報告)
しぅゅ - めっちゃおもしろいです！！！続き楽しみにしてるので頑張ってください！ (2023年6月30日 6時) (レス) @page11 id: 6fb09f5107 (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 暁月臨さん» ご覧頂き有難う御座います！！！！ 頑張らせて頂きます*ˊᵕˋ* (2023年6月28日 14時) (レス) id: 492c11253e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天天 | 作成日時：2023年6月27日 20時
