オーガの里に招き入れられた ページ43
探検………もとい、偵察。
私はこの前行った場所に来てた。そう。あの三人と出会った場所。
村を一周して、更に範囲を広げて魔物がいないか警戒したけど、いなかったからあの三人に会いたくなってここに来た。
だけど、やっぱりいないなぁ。
『いや待って？もしかしたら、三人とも私の事を忘れている可能性も考慮できるかも……？』
友達になってくれたとはいえ、会ったのは六日も前。
忘れていてもおかしくない……。
じゃぁ、諦めて探検しようかなぁ……脳内マッピングの更新しようかなぁ……。
「そこにいるのは………Aか？」
『えっ？』
その時、低い声が聞こえたので振り返ると、忘れもしないあの美形、青髪のオーガの人が……！
「やはりな。また来るだろうと思って、定期的にここに来ていたが、正解だったか」
フッと笑って青髪のオーガの人がこっちに来ると、頭を撫でてくれた。
怖そうな見た目からは想像できない優しい手つき………。
オーガの人って子供好きな人が多いのかな？と言うか、めっちゃクール……。
「若……あの男だが、妹がいる。その妹にお前の事を自慢していてな。我らのオーガの里の姫だが、お前に会いたいと言っているんだ。どうか、会ってやってくれないか？」
『えっ？い、良いんだけど……長くはいれないかもしれないよ？』
「それで構わん。では、こっちだ。ついてこい」
………というわけで、かくかくしかじかで私はオーガの里に招き入れられた。
軽く挨拶を済まして、残りの二人にも顔を会わせる。
『久しぶりだね！元気にしてた？二人とも！』
「お前も元気そうで何よりだ」
「来てくれたのですね！嬉しいです！」
二人はそれぞれ笑顔で招き入れてくれて、赤髪のオーガの人が私をお姫様に会わせたいということで、奥まで連れていってくれた。
奥には桃色のふわふわの髪で、とても上品な、まさにお姫様と言っても過言ではない程の可愛らしいオーガの子がいた。
「まぁ！貴方がお兄様の言っていた魔人様なのですね！なんと可憐な方なのでしょう！」
いや、可憐なのは貴方です！
私はニコッと笑って軽い自己紹介をさせてもらった。
『初めまして！オーガのお姫様！私はAって言います！可憐って言ってくれて嬉しいけど、あなたの方がよっぽど可愛いですよ？』
ちょっとちゃんとしてない敬語だけど、初対面ではこれぐらいが丁度良いと思う。
そして、私とお姫様は会話を重ねて、すっかり仲良くなった。
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虚白 - オ モ シ ロ イ‼️ (2022年2月11日 17時) (
レス) @page3 id: 66fd9d0c2f (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - 飛鳥さん» ありがとぉ！嬉しいです！これからも頑張って書きます！(^o^ゞ (2019年5月12日 20時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - とても読みやすく面白いです！ これからも頑張ってください！(*^ω^*) (2019年5月12日 17時) (レス) id: 6873657524 (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - トド丸さん» うわぁぁぁぁ！ありがとうございますぅっ！多少ばらつきがありますけど更新頑張りまぁぁぁっす！!щ(゜▽゜щ) (2019年5月12日 16時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
トド丸 - やべぇ、こりゃ天才だぜ。文章書くの上手いですし、続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2019年5月12日 16時) (レス) id: 4ca7dc8e23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒（noir） x他2人 | 作成日時：2019年5月9日 19時
