第二章 第一話 ページ13
「ねぇ、ミナ。本気で苺を探しになんて行くの〜？
僕はやだよ。せっかくの二度目の人生ゆったり過ごそうよ」
国の地図を広げる私にリアムが話しかける。
「二度目の人生だからこそだよ。
それに、せっかくあと一ヶ月もある夏休みだよ。思い立ったらすぐ行動、善は急げって言うでしょ？」
そんなふうに返しながら、地図に印をつけていく。
東の森は、そこまで、開拓が進んでおらず、害獣も出る。
西側は安全なので、遠足でも出向くことがある。でもそれ以外の場所に、観光や遠足でわざわざ出向くような人はあまりいない。
「でも、危なくない？ ミナのお母さんに許してもらえるの？」
そう、問題はそこなのだ。あのお母さんが冒険に出たいです、と言って、はい、行ってらっしゃい、なんて許してくれるとは到底思えない。
いくら危険性はそこまで高くなくとも、自分の一人娘を、出掛けさせる母親なんてそうそういないだろう。
「分かってるよ。
なら、安全性を証明することしかできないじゃない」
東の森で怪我をしないとは限らない。なら、それも許してもらわなければならない。
「無駄だと思うけどね」
地図を見たままの私にリアムが呆れたように呟いた。
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ふりかけカスタード - きゅうりが死因ｗ更新楽しみにしてます！ (2017年8月21日 13時) (
レス) id: f6c6c4268e (このIDを非表示/違反報告)
ルピナス@桜飴(プロフ) - 従順なこいぬさん» 返信・更新が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます、本当に嬉しいです！ (2017年6月26日 21時) (レス) id: f79117ebd7 (このIDを非表示/違反報告)
従順なこいぬ - 面白すぎて、夜なのに思い切り吹き出してしまいましたw (2017年4月3日 22時) (レス) id: 05eb78a7ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ娘 | 作成日時：2016年5月30日 12時
