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紗輝視点
俺は、普通の家に一人っ子として生まれた。
その時から普通ではなくて目の色がおかしかった。

母「近づかないで!!違う!違う!私が、私が、頑張ってあんなにお金をかけて産んだ子はあんたなんかじゃ!」

9才くらいから急にそう言われるようになった。
お母さんは、俺のことをその時まで一人で大切に育ててくれてた。どんなに軽蔑されようと、どんなに周りから虐げられようと俺を捨てなかった。その筈なのに…

母「あんた目障りなの。早く出てって」

『あの、お母さん。俺、なんかし…』

母「出てって!早く!」

『…ごめんなさい』
その時のことを今でも覚えてる。まだ11才の俺が勇気を振り絞って言った言葉はお母さんの耳には届かなかった。

それから、俺は、たまたまスーパーのテレビで街で騒がれているウイルスを知った。俺は、そのウイルスを持っている人に該当しているらしく、俺が、親から家を追い出された日に政府の奴らが俺の家を訪問したらしい。

『お母さんは俺を守ってくれてたのか?…』
急にお母さんが激変したのもこのせいなのかも知れない。そんなことを思っていたらいたぞ!と言う声と共に政府の奴らがこちらに向かってくる。

元々運動神経がよかった俺は撒いては休むを繰り返して何日も街を彷徨っていた。

そんなある日。

?「ひっ、ぐすっ…うぇぇぇん!ママァ!」
泣き叫ぶ声がした。その方向へ進むと傷だらけの4才くらいの女の子がいた。その子も目の色がおかしかった。

?「お兄ち、ゃん…?」
俺を見るなり泣き止んで、怖かったよと抱き締められる。どうやら、俺をお兄ちゃんと勘違いしているらしい。
とりあえず、頭をなでて落ち着かせる。そんなことをしているといつの間にか寝ていて政府の奴らに捕まっていた。

政府の奴らは俺を殺さず、学校に閉じ込めた。学校につく間女の子の事も教えて貰った。

彼女は、孤児らしく、お母さんは病死で2年ほど前に亡くなったらしい。孤児院の先生からの差別も酷かったらしく愛なんて言葉を知らないほどだった。

その話を聞いてから俺は、女の子を自分の妹として愛した。名前は無かったので愛と名付けた。
学校に着いたときは正義達に出迎えて貰った。
たまたま同じ日にここに来た優斗とも仲良くなった。こんな幸せがずっと続けば良いと思っていた。そんなときに、皆が話し合ってるのをたまたま聞いた。
皆を守りたくて出しゃばった。

『はは…結局誰も守れてないじゃん。情けな…』
かっこ悪w

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作者名:みむ | 作成日時:2022年2月13日 21時

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