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｢僕ね、みんなから"バケモノ"ってよばれててね、このおうちにずっといるの｣
膝の上に座ってお肉を頬張るレイ。
お話しようと言われたかと思えば、スルスルとサルのように私の膝に座って楽しそうにはしゃいでいる。
バケモノ･････化け物か。
それはオッドアイについて？
それとも、異能力だろうか。
『そうなんだね。レイは何か不思議な力を持ってるの？』
｢うん！あのね、お姉さんみたいにとつぜん見えるようになるの！｣
"みたいに"････？それって私の他にも見えるってこと？
｢ママはね、それを幽霊だって言っててね、パパは･････キモチワルイって僕を嫌うの｣
『そう･･･』
私は幽霊なのか。
そうか。どうりで食べ物の味はないし見えないし聞こえないし触れないわけだ。
帰ったらレイを締め上げてやる
｢僕ってキモチワルイの･･･？｣
ｶﾀﾝ･･･とスプーンが皿に触れる音が大きな部屋に響く。
こんな大きな家に一人で住んで、周りからは化け物だと呼ばれ続け･････。
こんな幼い子にはとてもじゃないけど耐えられるものじゃない。
母親の方は特に何も思ってない感じ･･･。
でも父親からは差別の対象にされている。
じゃあここに閉じ込めたのは父親だろうか。
私は癖毛の髪の毛に触れた。
想像以上にフワフワな手触りに思わず笑みが零れる。
『そんな事ないよ。誰がなんと言おうと、レイはレイなんだから』
｢･････ぼく、ママに会いたい。でもパパが会わせてくれない。それに、ここからは出られない｣
嗚咽混じりに話される内容に心臓が締め付けられる。
どうしても一人の娘を持つ母親の気持ちで聞いてしまう。
『どうして出られないの？玄関は？』
｢あるけど開けたことない。パバが開けるなって言ったから｣
スプーンを持った手がカタカタと震えて何度も金属音が耳に届く。
私はその小さな手に握られたスプーンを取って、近くのオカズをよそう。
そしてそれをレイの口に詰め込んだ。
『これ食べたら行こう！大丈夫。パパに怒られてもお姉さんが何とかしてあげる』
｢ほんほう？｣
『だから早う食べちゃいな！』
君はお姉さんと呼んでくれたからね！
この歳になると周りから言われるのはオバサンだから･･･。
果たしてレイの記憶でどこまでやれるか･･･。
どこまでやっていいのか。
『大丈夫。お姉さんがなんとかするよ』
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推しが多すぎて困ってる - やばい好き、、沼がああぁぁぁあぁあふふきょうからわたしは中原さんおしだああぁあああわあああ()(更新頑張ってください！応援してます！ (2021年3月27日 10時) (
レス) id: 60a485a3f1 (このIDを非表示/違反報告)
エネ(プロフ) - 設定のところが性格の所が正確になってますよ！それと、すごく面白いので、更新がんばってください！ (2018年1月9日 12時) (レス) id: 24f4ffea16 (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - 小松七さん» 1度壊しちゃいます！やっぱり面白い作品を見ていると幸せだけではないようで、1度は壊れて絆を深められたらなぁって考えです！最後には必ずハッピーエンドにしてやります！w (2017年11月4日 0時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - 黒帽子さん» (´；ω；`)ｳｯ…温かいお言葉ありがとうございます！血液型で誤魔化すのも情けなかったですよね･･･。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！ (2017年11月4日 0時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - みりんさん» わわわっ！ありがとうございます！やっとこさスランプから抜けましたよ！！応援ありがとうございました！よければ最後までお願いします！ (2017年11月4日 0時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天さん | 作者ホームページ：http:/http://commu.nosv.org/p/tensan819
作成日時：2017年3月20日 23時
