兄の仇なんて。 (ページ40)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:65,301 hit

火薬委員会ページ40

「えっと、先ず此処から一番近い所はっと…火薬委員会が活動してるとこだね。」

学園長から全委員会を見学という命令(？)を下され、皆がそれぞれ委員会場所についた後、私は火薬庫を目指していた

「わぁ…結構大きい倉庫なんだ、大分使い古されてる」

火薬実験もするのだろうか、所々焼け跡が付いている

火薬庫の佇(たたず)まいに圧倒されていると、中から聞き慣れた声が。

久「やぁA！一番に来てくれたのか！」ﾊﾟｧｯ

あ、凄い嬉しそう←

「うん、近かったしね。ところで、他の方達は？」

久「中に居るよ、さぁ入って入って！」

お邪魔しますと言い火薬庫に入ってみると、入った瞬間に独特な火薬の香りが鼻に突き刺さった。

「うわぁ、結構火薬の匂いってキツイんだねぇ！おまけに外から見るより中はずっと暗いや…」

久「でもこの匂いも慣れればいいもんだよ、まぁ長時間この中に居ると服にも匂いが染み付いてしまうのが玉に瑕(たまきず)だけどね」

兵助が苦笑いしながら言う

「それはそれで大変だな。苦笑

＿＿＿＿＿＿あっ、キミ2年い組の池田三郎次だよね？

で、そっちのキミは1年は組の二郭伊助！！」

池「はっはい！！ここここんにちは！A先輩っ」汗

二「かかか火薬委員会へようこそっ！！」

「そんな緊張しなくても…」苦笑

久「よく覚えてるもんだね、A…それに学年組まで！」

「ﾌﾌｯ、でしょ？記憶力が良いって事だけは私の取り柄だもの」

？「Aちゃんの良い所はそこだけじゃないよ～」

「あっ、4年は組斉藤タカ丸さん」

斉「ﾌﾌﾌ、せいか～い！流石Aちゃんっ
僕、Aちゃんの良い所は髪の毛もだと思うんだぁ…凄いサラサラだし！」

タカ丸先輩が私の髪を愛おしそうに触りながら言う

久「うん。確かにAの髪、6年い組の立花先輩にも負けてないよ」

「ｱﾊﾊ、それは言い過ぎだよ兵助～」

・

？「＿＿私が、どうかしたか？」

この声は…

立「ﾌｯ…私の名が聞こえたものでな。気になって来てみたら…A、ここに居たのか」

「立花仙蔵先輩！」

立「それはそうと…兵助。そろそろAを譲ってくれまいか？」

久「ﾊｯ！あぁあっ全然紹介出来なかった！！」

立「さぁ行くぞA」

「えっあ、あのっ…ぎゃあああ！？」

…作法委員会の活動場所へ強制連行。←