【テニプリ】U-17の病弱少女

☆第3話★ ページ5

ﾊﾞｺﾞｯ

ﾄﾞｺﾞｯ

桃城「おおっラッキー！当たっちゃったよ！」

河村「グレイトォー！」

乾「ウォーターフォール」

ﾁｭﾄﾞｰﾝ ﾎﾟｸｯ

乾「あ…いいデータが取れた」

海堂「ブーメランスネイク！」

ｼｬｧｧｧ

ｶﾞｺｯ

桃城「さすが大石先輩のムーンボレー！針の穴を通すコントール健在だ！」

菊丸「ホイッと」

飛ばされた缶を、ジャンプして足でキャッチする。

菊丸「ナイスだよん、大石！ブイ」

ｼｭﾙｼｭﾙ ｶﾞｯ

缶を倒したボールが手に戻ってきた。

不二「手塚は、1球でいいよね」

と、さっきのボールを手渡す。

手塚「ああ」

ﾄﾞｯ ｶﾞｯ ﾄﾞｯ

A「わあ…」

桃城「さ、さすが手塚部長…1球で3缶とも」

河村「…って」

大石「キミ…」

海堂「誰だ？」

A「え？あっ…」

陰で見てるつもりのはずが、気付いたら彼らの隣まで出てきてしまっていた。

少し戸惑っていると、2人が門を閉めた。

ｶﾞｼｬﾝｯ

平理「調子こきやがって中学生どもが！」

天神「お前らはもう檻の中に入っちまったんだよ。それも、猛獣のな！」

A「おおげさだよ、2人とも;;それに、そのたとえ方だと私も猛獣になっちゃう」

苦笑いすると、数秒沈黙が流れた。

平理・天神「可愛すぎる………！！！」

不二「キミもしかして、この合宿所のマネージャーとか？」

何やら悶絶している2人は気にしてない様子で話しかけてくる。

A「ん〜、自己紹介は後でする。とりあえず、ここ真っ直ぐ道なりに進んで行けば着くから」

菊丸「りょ！ありがとねん♪」

平理「おっと！これで済んだと思うなよ？」

立ち去ろうとしたら、また復活した;;

海堂「これじゃ済まねぇだと？」

平理・天神「ひぃ！」

桃城「つまり、先輩たちはもっとすげぇって？」

平理・天神「えっ？」

桃城「1球で5本倒しちゃうとか？」

乾「むしろ10本は倒せると？」

おお？なんだかグレードが上がってきた…

手塚「さすがはU-17合宿に選ばれる選手だ。俺たちは油断していたようだ」

大石「むしろ、倒れてる缶を全て起こしてしまうとか？」

平理「ちょっとちょっと！」

不二「なるほど。元の状態に戻して初めて技といえる…奥が深いね」

菊丸「ほぇ〜やっぱり高校生になると、レベルがグ〜ンと上がるんだにゃ〜」

天神「なに話を大きくしてんだ！？」

河村「U-17合宿、やっぱり凄過ぎるところに来ちゃったみたいだね」

手塚「油断せずに行こう」

2人には聞く耳持たずなのね(^_^;

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