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兄ちゃん喜んでたなぁ、なんて考えながら探偵社の階段を降りた
買い物して帰ろっかな



外に出たとき、男の人と肩がぶつかった


「あ、すみません」

「ってぇな」


そこまで強くあったったかな…


「慰謝料、くれない?オレ、病院いかなきゃ痛くて死にそー」

「えっ…私、今お金持ってません」


「じゃあ、お姉さん美人だから



か・ら・だ、でいいよ?」


後ろへ一歩後ずさった、だが柄の悪い男達に囲まれていた


「っ離して!」

「いいから来いって!」


「触んなっ!」




ーー
国木田side


背後からAの腕を抑えていた男が弧を描いて飛んだ


「あんの莫迦っ!」



階段を駆け降りた



いつもいつも俺の予定を乱して、いつもいつも俺に心配をかけさせやがって…



「俺の妹に触るな」


「っ兄、ちゃん…」


泣き出しそうな顔をしたAを見て、男達に対する怒りがふつふつと湧き上がった




数秒後には男達が全員道へ崩れる


武術を使うことに躊躇いは無かった…Aにあんな顔をさせたのだからな



「おいっ…!こいつ!探偵社の国木田じゃないか!?やべぇぞ!」



男達が逃げ出す…もう少しやっていたかったが仕方がない



「おいA、大丈夫か?」


「っ…兄ちゃん…!」


いきなり抱き着いて来たAを受け止め宥めるように背中を撫でる


そのまま探偵社に連れて行けば太宰が


「見てたよ!義兄さん!」

「あんな男達に口説かれるんならまだ太宰さんのが良い…」

「Aちゃん!?」

「それは俺が許さんっ!」


でも、とAは続け笑顔で


「やっぱ一番は兄ちゃんだよ!」


俺が赤面して一週間太宰にからかわれたのは忘れたい



ーーー


「やっぱ一番は兄ちゃんだよ!」(裏声)


「黙れ糞太宰っ!!」


本日三回目、太宰が宙を舞った


ーーー

国木田A

身長160cm

高校三年生の受験生

冷静だが、兄譲りの天然さが周りを困惑させる
(動揺してシャーペン逆さまにして指にさすのはよくある)←作者もです笑

芥川龍之介:知ってた→←*



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月兎 tukito(プロフ) - わかりました!!ドストさんのほう、よろしくお願いします。 (2017年12月26日 10時) (レス) id: b86fecc4b3 (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - あもるさん» リクエストありがとうございます!こちらのリクエストは続編の方へ書かせていただきますね! (2017年12月26日 8時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 谷崎兄妹=谷崎くん+ナオミちゃんのです! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 最高です!リクエストなのですが、、谷崎兄妹の続きを見たいです!!と、姉さんに搦愛される妹ちゃんも....!!多くてすみません! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - 月兎 tukitoさん» リクエストありがとうございます!申し訳ありませんが私は外伝を持っていないので綾辻さんは難しいです!ごめんなさい!ドストさんは了解しました!! (2017年12月26日 0時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リミ x他2人 | 作成日時:2016年11月27日 20時

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