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ほとんど、ベッドから起き上がらなくなり、車椅子で移動することも多くなったA
食事もあまり手をつけなくなっていた
そんなとき、医師から告げられた言葉に呆然とした
残り1ヶ月
信じられなかった、否、信じたくなかった
医師の言葉を聞いたあと、私はAを何も言わずに抱き締めた
不思議がる君に何も言葉を掛けてあげられなくて不安にさせてしまったかな…?
「お兄ちゃん、何で…泣いてるの?」
「泣いてない…泣いてないよ…」
慰めるように冷たくて小さな手に頭を撫でられてハッとした
私が泣いていちゃ、何にもならない
「変なお兄ちゃん…かっこいい顔が台無しだよ?…笑って」
「ごめんね…だめな…お兄ちゃんだな…私は」
ーーー
Aside
残り1ヶ月、お医者様とお兄ちゃんの会話を聞いてしまった
別に、何も驚かなかった
自分でも薄々気づいていたから
死ぬことは怖くない、だって私はあのお兄ちゃんの妹だもん
でも、寂しいなぁ…もう逢えなくなるのは
お兄ちゃんに悲しい顔をさせるのは辛いなぁ
壁に寄りかかってお兄ちゃんとの思い出が頭の中に蘇った
お兄ちゃんの笑顔を思い出すと訳もないのに涙がこぼれた
もうすぐ、終わる事がわかってからお兄ちゃんは私と離れなかった
眠る時も側にいてくれたし、子供の頃みたいに手を握ってくれた、頭を撫でてくれた、ギュッと抱き締めてくれた
ーーー
太宰side
1ヶ月、なんてあっという間だった
あと数日でタイムリミットが来る
「お兄ちゃん……?そんな、暗い顔しないでよ…」
「してないよ、私は大丈夫…Aは?今日は体調が優れないかい?」
「ちょっとね……息が苦しいのと…目が霞、む……」
言葉を言いかけたAがいきなり、ベッドへ倒れ込んだ
「A!?Aっ、!」
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月兎 tukito(プロフ) - わかりました!!ドストさんのほう、よろしくお願いします。 (2017年12月26日 10時) (レス) id: b86fecc4b3 (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - あもるさん» リクエストありがとうございます!こちらのリクエストは続編の方へ書かせていただきますね! (2017年12月26日 8時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 谷崎兄妹=谷崎くん+ナオミちゃんのです! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 最高です!リクエストなのですが、、谷崎兄妹の続きを見たいです!!と、姉さんに搦愛される妹ちゃんも....!!多くてすみません! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - 月兎 tukitoさん» リクエストありがとうございます!申し訳ありませんが私は外伝を持っていないので綾辻さんは難しいです!ごめんなさい!ドストさんは了解しました!! (2017年12月26日 0時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リミ x他2人 | 作成日時:2016年11月27日 20時