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黒side
今日は久しぶりにジェシーとの仕事だった。
それなりに楽しみにしていたけれど、ジェシーの顔をみたら楽しみなんて感情が吹き飛んでしまった。
明らかに疲れが取れていない。
目の隈もすごくて、くすみのないピンクがかった美肌は見る影もなくて。
痛々しい姿だった。
北「ジェシー?....体調悪いの?」
一言声をかけただけなのに、ビクッと大きな反応をして、何かに怯えているみたいだった。
ジェ「え...あ..だぁいじょうぶ...hehe」
北「だって、ここ...」
ジェ「っや......」
目の下の隈を触ろうとしたら、手を跳ね除けられて思わずバランスを崩してしまった。
正直びっくりした。
受け入れてくれると思ったから。
普段は、ジェシー人から触られても嬉しそうに受け入れるんだよね。
頭を撫でられれば、気持ちよさそうに目を細めて。
ほっぺを触られれば、プクっと膨らませて嬉しそうにして。
バランスを崩したおれは、机にガタンっとぶつかってしまった。
ジェ「っ...ほく...ごめっ...ごめんなさい..はぁっ」
北「え..大丈夫だよ..どうしたの?」
あまりの取り乱しように、どうしたのか聞いた瞬間だった。
ジェシーの何かが溢れ出したのは。
ジェ「どうもしてないっ!!!してないのにっ!!っ北斗も....北斗もっわかってくれないのっ....!!!」
ジェ「もうっ..わかんないのっ!!..はぁっ...俺じゃないみたいでっ....こわい...怖いの」
大きな体を1人で守るように、ジェシーは自分を抱きしめて。
ジェ「そ、れなのに....おこられ..て。...俺じゃ、ない....一生懸命...やってるのに!!」
あまりにも悲痛なSOSだった。
どうして、こんなになるまで気づいてやれなかったんだろう。
いや、気づいてた。
何をそんなに、躊躇っていたんだろうか。
俺がシンボルであれといった男が、迷って悩んで潰れそうになっていたというのに。
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みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (
レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます！私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました！これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます！がんばってください！ (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん
| 作成日時：2020年9月25日 22時
