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桃side
大「....おぇっ....んっ...」
1人トイレに閉じこもる。
北斗の目の前で吐くことなんて、絶対やっちゃいけない。
その一心で、部屋を飛び出た。
北斗の背中を摩っていたら、忘れていたはずの吐き気が込上がってきて。
苦しそうな北斗に、「俺のせいで...」っていう思いをさせたくなかった。
こめかみがドクドク脈打つのにつられるように、気持ち悪さが喉を通ってくる。
その流れに従うように、口を開けばまたそれが溢れ出てきた。
大「..ゔぇぇ...ゲホッ...はぁ...」
怖い。
もう十分な大人だけど、体調悪いときはやっぱり不安になるし。
吐くことなんてイレギュラーだから、余計に。
北斗....皆に付き添ってもらえてるかな...
そう思ったら、羨ましくて悲しくて。
1人でいる自分が、何だか惨めに思えて余計に寂しかった。
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
黄side
楽屋に戻れば、北斗と樹がいて。
北斗は相変わらず具合悪そうだけど、何かが違っていた。
高「大丈夫かー?」
北「きょうもと...ひ、と..り...んっ」
高「え...?.....どういうこと?」
また頭を押さえつけながら泣く北斗に驚いて、樹に視線を移せばこいつも同じような顔をしている。
樹が北斗に断りを入れて、俺を外に連れ出した。
樹「こうちっ!!..きょも、きょも探して来てっ」
高「おい、ちょっと落ち着いて。ゆっくり話して」
樹「ゆっくりなんてっ!!...あ、あの」
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みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます!私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました!これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます!がんばってください! (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2020年9月25日 22時