27.3 ページ30
桃side
ゴミ箱を抱えて1人で俯く北斗。
その姿をみたら、一瞬で頭痛も吐き気も吹き飛んだ。
大「...北斗.。京本だけど 、吐きそ?」
大声を出しそうになったけど、ぐっと堪えて響かないように、小声で話しかける。
北「....きょ、もとぉ...んっ..気持ち...わるぃ」
大「かわいそうに...大丈夫大丈夫。すっきりしようね?」
さっきまでの自分はどこへやらって感じだよ笑
でも楽にさせてあげたいし、辛さは分かるから。
背中を摩ると、少しずつ北斗の呼吸が浅くなってきた。
そろそろかな....
大「我慢しなくていいからね。....んっ?」
きゅっと俺の手を握られた感覚があって、北斗をみれば不安でゆらゆらしている瞳。
北「...んっ..はぁ...こわ..ぃ」
大「怖いね...でも、俺がいるからね？...1人じゃないから、安心しなね...」
本当だったら樹とかジェシーとかの方が、北斗も安心出来るんだろうけどね...
今日は、俺で我慢して欲しい。
ちょっと強めに摩れば、びくっと痙攣して吐き始めた。
北「うぇっ....ﾊｧ..ん゛....ゲホッ」
大「そうそう....上手上手.」
朝からあまり食べれてなかったみたいで、なかなかスッキリしないみたい。
北「.....んぇ...はぁっ....ぃたい...」
大「辛いな....っ!」
鼻をつく独特の匂いに、つられそうになってしまって。
慌てて口元を抑える。
また頭痛がぶり返してきた気もする。
『早く誰か来て。』
この願いが通じたのか分からないけど、ガチャっとドアが開く音がした。
樹「北斗!....大丈夫!?」
よかった、樹来てくれた。
安心したことで、一気に不調に見舞われる。
大「っじゅり!...ごめ、後....」
樹「え!?...きょもっ!!!」
ぐっと何かが出てきそうで、樹を押し退けた。
かっこよく出て行きたかったんだけどな....
そんな余裕は持ち合わせていなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 410人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (
レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます！私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました！これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます！がんばってください！ (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みかん
| 作成日時：2020年9月25日 22時
