27.2 ページ29
青side
隣にいる北斗から、苦しそうな息遣いが聞こえてくる。
北「っん...はぁはぁ...いっ」
こんなに頭痛そうな北斗、初めて見た..。
顔色も悪くて、青白いを越して土色っていうかなんていうか。
樹「北斗?....痛いね、今日休もっか?」
北「いーい...できる..からっ!!...ったい..」
樹「大きな声出しちゃっ...ね?また頭痛くなっちゃうでしょ?」
涙を我慢しながら、俺を睨みつけてくるけれど
...怖くないのよ笑
そっと北斗の目を手で覆ってやる。
光が辛いって、携帯に書いてあったからね。
なんと言っても、うちのグループには偏頭痛持ちが2人いるからさ..。
.....きょも、大丈夫かな?
時間の関係で、1度も顔を合わせていないもう1人の偏頭痛持ちを思いだす。
北「....じゅ、りぃ....いたい...はぁ」
樹「痛いなぁ..ちょっと待っててね?」
北斗を置いていくのは、忍びないけれど誰も帰ってくる様子はないし。
どんどん顔色も悪くなって、泣いている北斗をそのままにしておくわけにもいかず。
樹「すぐ帰ってくるから..ね..?」
俺の服をちょこっと摘んで小さな抵抗を続ける北斗の頭を撫でて、宥める。
北斗は渋々っていう感じだったけど、そっと離してくれた。
北「.....は、やく...ね..?」
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
桃side
痛い。苦しい。気持ち悪い。
絶対にかぶりたくないランキングトップ3が、勢揃いしてる。
頭痛は、痛みの波がくる度に息を止めてしまう程酷くなっていた。
それに、吐き気まで出てきて。
最近は上手く関わることが出来て、吐き気が出てくるまではなかった。
この久しぶりの感覚に、少し恐怖を覚える。
どうしよう....
トイレに行くべきか行かないべきか。
痛みでよく回らない頭で考えても、答えは出るはずもなく。
楽屋に着いてしまった。
誰もいなければ、少し横になろうかと思ったけど.
.....先客だ。
410人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます!私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました!これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます!がんばってください! (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかん | 作成日時:2020年9月25日 22時